クレアチンが得意なOEMメーカー7選|企業の選び方や成功ポイントまで

クレアチンOEMメーカー7選

クレアチンはアミノ酸の一種でもともと体内に存在しています。しかし、食事から摂れる量は少ないため、サプリで摂取する方が多いです。運動パフォーマンスや作業能力の向上が期待できるため、スポーツ選手や強度の高い運動を行う人には欠かせません。

今回の記事では、スポーツ界から注目されているクレアチンのOEMについて詳しく解説していきます。
クレアチンが得意なOEMメーカー7選も紹介しているので、依頼する際の参考にしてみてください。

目次

クレアチンOEMを成功させるためにおさえておきたいポイント

クレアチンOEMを成功させるためには、いくつかのポイントをおさえておく必要があります。
クレアチンOEMを行うにあたっては、以下の2点をおさえておきましょう。

  1. コンセプトに合わせてクレアチンの種類を選ぶ
  2. 高品質製品を製造するならクレアピュアブランドも検討してみる

①コンセプトに合わせてクレアチンの種類を選ぶ

クレアチンには複数の種類があり、他の成分と化学合成することでそれぞれ別の効果が期待できます。

そのため、コンセプトやターゲットに合わせてクレアチンを選ぶことが大切です。

最も一般的なモノハイドレート

クレアチンのなかで最も一般的なのはモノハイドレートです。さまざまな研究でクレアチンの健康効果が報告されていますが、そのほとんどはモノハイドレートを使用して行なわれています。

モノハイドレートはローディングという摂取方法でクレアチンを体内に蓄えていきますが、モノハイドレートの場合、ローディング期間が少し面倒です。決まった飲み方をルーティン化する必要があるため、継続的に摂取する方向け製品の場合は適しています。

体に吸収されやすいハイドロクロライド

ハイドロライドはクレアチンHCLとも呼ばれています。エチルエステル塩酸と化学合成しており、体内で胃酸に反応して本来のクレアチンに戻るのがハイドロクロライドです。

吸収率が高いため、モノハイドレートのようにローディングは必要ありません。面倒なローディングが必要ないので、素早くクレアチンを体内に蓄えたい方をターゲットにした製品に適しています。

胃酸による分解を防ぐバッファード

バッファードは特殊なカプセルにクレアチンを詰めるタイプです。クレアチンは体内で胃酸の影響によって分解されてしまう可能性があるため、それを防ぐために開発されました。

クレアチンは苦みがありますが、カプセルであれば味を気にせず摂取できます。また、粉末ではなくカプセルタイプであれば持ち運びが楽です。クレアチンが胃酸から受ける影響は異なる意見もあり、はっきりしていません。そのため、分解されてしまう可能性があるという認識でいいでしょう。

その他にもナイトレートやマレートなど豊富な種類あり

ナイトレートは、カーボドリンクやジュースに混ぜて飲むのに適しています。
マレートは吸収率が高く、ローディングが必要ありません。その上、少量の摂取で健康効果が期待できます。

他にも複数のクレアチンがありますが、主なクレアチンは上記の種類です。それぞれの特長を理解した上で、コンセプトやターゲットに適したクレアチンをOEMするようにしましょう。

②高品質製品を製造するならクレアピュアブランドも検討してみる

クレアピュアブランドとは、ドイツのアルツケム社が製造している高純度クレアチンです。
クレアチンのなかでも最高品質と言われており、研究で安全性と効果が実証されています。

クレアピュアはヴィーガンの方でも摂取可能です。製造に関しては「世界食品安全イニシアチブ(GFSI)」公認の品質規格である、IFS食品認証を取得しています。また、ユダヤ教徒とイスラム教徒の食品規制に準拠して製造されており、コーシャ認証とハラール認証を取得済みです。

クレアチンOEMメーカーの選び方

ここでは、クレアチンOEMメーカーの選び方を解説します。

クレアチンOEMメーカーは以下の3点に注意して選ぶようにしましょう。

  1. まずは信頼度や実績をチェック
  2. 小ロットから大量生産まで幅広く対応してくれるか
  3. 複数のメーカーの話を聞こう

①まずは信頼度や実績をチェック

クレアチン製品の製造実績や信頼度、GMP・ISOの認証の有無をチェックするのは非常に大切です。

コストを抑えられるからといってクレアチン製品の製造実績がなかったり、食品衛生管理に関する認証がない工場で製造していたりすると、製品の信頼度や売り上げに影響します。

他社のクレアチンの発注数が多いメーカーは、その影響で見積り額が安くなる場合もあるので、発注実績があるメーカーの見積もりはとるようにしましょう。

②小ロットから大量生産まで幅広く対応してくれるか

ロット数とは、製造する製品の生産・出荷の最小単位のことです。メーカーによって、最小ロット数は異なり、大ロットのみに対応しているところもあります。

依頼する際は、小ロットの数や幅広いロット数に対応可能か確認するようにしましょう。初めて販売する製品は、小ロットからテスト販売をするケースがありますが、その場合、全体的なコストは抑えられても、1個あたりの原価は割高になってしまいます。

売れ行きがよければ、大ロットでの製造にシフトして利益を最大化させましょう。最小ロット数だけにとらわれず、製品販売の長期的な目標を定めた上でメーカーを選ぶのをおすすめします。

小ロットのOEMのメリットやデメリット、ポイントについては以下の記事で詳しく解説しています。

③複数のメーカーの話を聞こう

2~3社へ見積もり依頼を行えば、クレアチンOEMの相場が把握できます。一つのメーカーの話だけだと相場から外れた見積もりを出されたときや、通常とは異なる対応をされたときに気づけません。複数メーカーに相談することで相場を把握できるので、手間を惜しまず問い合わせるようにしましょう。

クレアチンが得意OEMメーカー7選

ここでは、クレアチンが得意なOEMメーカー7選を紹介します。
それぞれのメーカーに特長があるので、比較しながら検討してみるといいでしょう。

株式会社サプリスタンダード

クレアチンのOEM経験が豊富!他社よりも安くOEMできるかもしれない

株式会社サプリスタンダードは、クレアチンのOEMに強いメーカーです。複数の形状に対応しており、パウダー・タブレット・ハードカプセルから選択できます。

クレアチンの発注量が多い企業との取引があるため、取引状況から見積り価格に反映されやすいです。また、製造した製品はサプリスタンダードで保管してくれるため、大きな倉庫がなくても問題ありません。クレアチンのOEM実績がある点が魅力のOEMメーカーです。

  • クレアチンのOEM実績がある
  • 複数の形状から選択できる
  • 見積もり価格が他社より安くなる可能性がある
社名株式会社サプリスタンダード
最小ロット数200個(プロテイン1㎏の場合。クレアチンは要問合せ)
認証要問合せ
対応剤形パウダー・タブレット・ハードカプセル
費用要問合せ
対応エリア要問合せ
特長クレアチンの発注量が多い企業との取引があるため、安く発注できる可能性がある

株式会社Held

圧倒的な原料購買力とネットワーク!要望に沿ったOEMが可能

株式会社Heldは圧倒的な原料購買力が特徴で、クレアチンのOEMも可能です。企画・製造・販売を希望に合わせてトータルサポートしてくれるので、それぞれの工程を個別で依頼するよりもコストを抑えられます。

製造にあたっては、全国100社以上とのネットワークを活かして、要望に沿った工場での製造が可能です。そのため、小ロットにも柔軟に対応してもらえます。ネットワークの強さと要望に対する柔軟性がある点が魅力のOEMメーカーです。

  • 圧倒的な原料購買力
  • 企画・製造・販売をトータルサポート
  • 全国100社以上の工場とのネットワーク
社名株式会社Held
最小ロット数要問合せ
認証各種認証あり(工場によって異なる)
対応剤形ハードカプセル・顆粒など
費用要問合せ
対応エリア要問合せ
特長圧倒的な原料購買力、全国100社以上とのネットワークがある。

株式会社佐賀美装

豊富な知識とノウハウ 小ロットでの製造も可能

株式会社佐賀美装では、要望に沿ったプライベートブランドのOEMが可能です。さまざまな原料を取り扱っており、クレアチン製品の製造にも対応しています。しっかりとしたOEM知識とノウハウがあるので、安心して依頼できるでしょう。

また、要望に沿って最適な生産設備を選択できるので、小ロットでの製造も可能です。生産設備の柔軟性と豊富な知識・ノウハウがある点が魅力のOEMメーカーです。

  • 要望に沿ったプライベートブランドのOEMが可能
  • 豊富なOEM知識とノウハウがある
  • 要望に沿って最適な生産設備を選択できる
社名株式会社佐賀美装
最小ロット数要問合せ
認証要問合せ
対応剤形ハードカプセル・粉末など
費用要問合せ
対応エリア要問合せ
特長要望に沿って最適な生産設備を選択できる

株式会社ODD FUTURE

低予算でも安心 最小ロット数は180袋

株式会社ODD FUTUREではクレアチンの他、BCAAやMCTオイルのOEMも可能です。最小180袋から発注できるため、低予算でも安心して依頼できます。企画・製造からパッケージングまで依頼できるので、煩雑になりがちな発注管理やスケジューリングの負担も少ないです。

契約前に試作品の確認があり、少量のサンプルを無償で提供してもらえるので安心して契約できます。

  • 最小180袋から発注可能
  • 発注管理やスケジューリングの負担が少ない
  • 少量のサンプルを無償で提供
社名株式会社ODD FUTURE
最小ロット数180袋
認証要問合せ
対応剤形要問合せ
費用要問合せ
対応エリア要問合せ
特長最小180袋から発注できるため、低予算でも安心して依頼できる

アダプトゲン製薬株式会社

アジア初のインフォームドチョイス認証工場で製造 信頼性◎

アダプトゲン製薬株式会社はスポーツサプリに強いメーカーで、自社のGMP・インフォームドチョイス認証工場で製造を行っています。アンチドーピングのグローバルスタンダード「インフォームドチョイス認証」をアジアで初めて取得しているため、信頼性が高い製品作りが可能です。

インフォームドチョイス認証工場での製造は割引価格が適用されるため、コストを抑えることもできます。

  • スポーツサプリに強い
  • 自社のGMP・インフォームドチョイス認証工場で製造
  • 割引価格が適用されるためコストを抑えられる
社名アダプトゲン製薬株式会社
最小ロット数180袋
認証GMP・インフォームドチョイス
対応剤形粉末・ハードカプセルなど
費用要問合せ
対応エリア要問合せ
特長アジアで初めて「インフォームドチョイス認証」を取得

武内製薬株式会社

500件以上のOEM実績 製造は国内ISO取得工場

武内製薬株式会社は、これまでに500件以上のOEMを行ってきた実績があるメーカーです。企画・製造から販売はもちろん、物流・ファイナンスまで一貫したサプライチェーンを自社で持っているため、必要に応じてサポートしてもらえます。

原料は、海外のプロテイン原料メーカーと直接交渉して買い付けており、製造は国内のISOを取得した協力工場のみで行っているため安心です。

  • 500件以上のOEMを行ってきた実績がある
  • 物流やファイナンスに関するサポートもしてくれる
  • 国内のISOを取得した協力工場で製造
社名武内製薬株式会社
最小ロット数200袋
認証ISO
対応剤形要問合せ
費用要問合せ
対応エリア要問合せ
特長500件以上のOEMを行ってきた実績がある

REDAS株式会社

ブランド力をつけるならココ!モデルやスポーツ選手監修の製品多数

REDAS株式会社は、プロテインやアミノ酸サプリに強いOEMメーカーです。モデルやスポーツ選手監修の製品を多数開発しており、ブランディング力に定評があります。

クレアチンやBCAAなどのアミノ酸の製造実績が多数あるので、知識・ノウハウが豊富です。オプションでは、医師・薬剤師の監修支援やフィットネスクラブ・薬局への販促支援などを行ってもらえます。

  • モデルやスポーツ選手監修の製品を多数開発している
  • アミノ酸の製造実績多数
  • 監修支援や販促支援がある
社名REDAS株式会社
最小ロット数パッケージ替え50袋~ フルオーダー500袋~
認証ISO
対応剤形粉末など
費用パッケージ替え初期費用:初期費用1~2万円+②原料&製造費+③追加オプション費用。フルオーダー初期費用:基本費用2.5~5万円+②原料&製造費+③追加オプション費用
対応エリア要問合せ
特長監修支援や販促支援がある

知っておきたいクレアチンの基礎知識

ここでは、クレアチンの基礎知識を詳しく解説していきます。

以下の3点に分けて解説しますので、クレアチンのOEMを行う前にしっかりとおさえましょう。

  • クレアチンの効果
  • クレアチンの摂取量目安や摂取タイミングは?
  • クレアチンローディングってなに?

クレアチンの効果

クレアチンは高強度のトレーニングを行う際に、素早くエネルギーを作り出してくれます。運動パフォーマンス向上・筋肉量増加に効果的と言われており、スポーツ選手や普段から強度の高い運動を行う人には欠かせません。

クレアチンは瞬発的なパワーを供給します。クレアチンの摂取により短距離走のタイムが縮まったという研究報告もあるほどです。

BCAA、EAA、グルタミンとの違いは?

BCAAやEAAは筋肉の合成を促し、グルタミンは疲労回復や免疫力向上の効果が期待できます。

それに対してクレアチンはエネルギーを作り出し、筋力増強作用を促す成分です。トレーニングに合わせて摂取してこそ、最大限のパフォーマンスを発揮できるようになります。

クレアチンの摂取量目安や摂取タイミングは?

クレアチンの摂取量は1日3g~5gといわれています。

摂取するタイミングは、食後もしくはトレーニング後です。クレアチンを摂取する際、吸収をサポートする糖質が入ったプロテインを混ぜて飲むと、より効果的と言われています。

クレアチンローディングってなに?

クレアチンローディングとは、試合やトレーニングに備えて筋肉中にクレアチンを蓄えておく摂取方法です。スポーツ選手もこの摂取方法を取り入れており、効果的だと言われています。

具体的な摂取方法は以下の通りです。

  • 最初の1週間は1日20gのクレアチンを4回程度に分けて摂取(筋肉中のクレアチン量が一定レベルになります)
  • そのあとは1日1回5gを目安に摂取(それ以上摂取しても尿として排出されてしまいます)

【製品が完成するまで】健康食品・サプリOEMの流れ

ここでは、健康食品・サプリOEMの基本的な流れを解説します。

依頼から製品が完成するまでは、以下のような流れです。

  1. 打ち合わせ・ヒアリング
  2. 企画立案・処方検討・見積もり提案
  3. 商品開発・サンプル作成
  4. デザイン・包装形態決定
  5. 製造・検品
  6. 完成・納品

クレアチンのOEM費用を安く抑える方法

クレアチンのOEM費用を安く抑えたい場合は、以下の対策をとるといいでしょう。

  • 相見積もりをとる

複数メーカーから相見積もりをとることで相場が把握できます。不要なコストをかけないためにも相見積もりをとることは大切です。

  • スケジュールに余裕を持って依頼する

タイトなスケジュールで依頼をしてしまうとメーカー側の負担が大きくなるため、そのぶんのコストが発生する可能性があります。

  • ロット数を増やす。

小ロットは大ロットに比べて割高になるため、できるだけロット数を増やしたほうが長期的に考えるとコストを抑えられます。

プロテイン、BCAA、グルタミンなどのセット販売も検討しよう

同じくスポーツ向けのプロテインやBCAA、グルタミンと同一ブランドで同時展開しているサプリ事業者も多くいます。この機会にぜひ検討してみましょう。それぞれおすすめのOEMメーカーをまとめていますので気になる方はチェックしてみてください。

プロテインが得意なOEMメーカー
クレアチンが得意なOEMメーカー
BCAAが得意なOEMメーカー
グルタミンが得意なOEMメーカー

まとめ

クレアチンは、スポーツ選手のように瞬発的な動きが重要になる人にとっては欠かせません。クレアチンの種類はさまざまなので、ターゲットに応じて種類を選ぶ必要があります。

今回の記事で解説したクレアチンの種類やOEMメーカーの選び方をおさえた上で、発注を検討してみましょう。メーカーを選ぶ際は、クレアチンが得意なOEMメーカー7選から選ぶことをおすすめします。

クレアチンも含めた健康食品・サプリのOEMのおすすめメーカーや基礎知識については下記の記事で詳しく解説しています。気になる方はチェックしてみてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

POSレジ・自動釣銭機・券売機・キャッシュレス決済端末など、レジとその周辺サービスの研究・調査を日々行い、そこで得た知見や調査データを記事に反映しています。
編集長は一部の人に「POSレジオタク」とも呼ばれており、メーカーの枠にとらわれない幅広い知識を持っています。

これまで300件を超えるPOSレジや自動釣銭機、セルフレジの選定サポート・導入支援・販売を行ってきました。(補助金に関する支援も行っています。)
サポートの中で得た知見も記事に反映し、どこよりもわかりやすく情報が網羅されたレジのコンテンツ記事を目指していきます。

健康食品サプリOEMの選定サポート実施中!
お店に最適な製品をプロが無料で教えます!
ご相談はこちら
(無料)
お急ぎの方はお電話で ☎ 03-3673-5610 平日9:00~18:00
目次