グルタミンが得意なOEMメーカー9選|企業の選び方や成功ポイントまで

筋肉の維持や免疫力の向上など、トレーニングに有効な成分として人気のあるグルタミン。
グルタミンサプリをOEMで生産して販売する方も多いですが、成功させるためにはメーカー選びが大切です。
本記事では、グルタミンのOEMを成功させるポイントと選び方のコツを解説します。
また、グルタミンのOEMが得意なメーカーを9選ご紹介していますので、メーカー選びの参考にしてください。
グルタミンサプリのOEMを成功させる3つのポイント
売れるグルタミンサプリを製造販売するために重要なポイントを、3つご紹介します。
- サプリの形状は粉末(顆粒)、打錠、ドリンクタイプが主流
- L-グルタミンの純度にこだわろう
- 香料・甘味料の使用は要検討
OEMを成功させるためには大切なポイントなので、一つずつ見ていきましょう。
サプリの形状は粉末(顆粒)、打錠、ドリンクタイプが主流
グルタミンサプリの形状で主流なのが、粉末・錠・ドリンクの3種類です。
それぞれで特徴やメリットが異なるので、形状によって訴求点やターゲットを変えていくことが大切です。
形状によって訴求ポイントを変える例をご紹介しましょう。
- 粉末タイプ:「体に早く吸収されるので、トレーニング前後におすすめ」
- 打錠タイプ:「決まった量が配合されているので、日常生活に取り入れやすい」
- ドリンクタイプ:「いつでもどこでもグルタミンを手軽に補給できる」
上記のように、形状によって訴求ポイントやターゲットを変える意識が重要です。
サプリの形状の種類別特徴や製造費用、最小ロット数については下記の記事で詳しく解説しています。気になる方はチェックしてみてください。

L-グルタミンの純度にこだわろう
グルタミンを含めたアミノ酸は、LとDに区別されています。
体内で使われるグルタミンは全て「L」なので、L-グルタミンの純度が高い方が効果を期待できます。
また、顧客にその知識がある場合は、L-グルタミンの純度が高い製品を選ぶでしょう。
L-グルタミンの純度にこだわることは「高品質の証」でもあるので、OEMを成功させるためには大切です。
香料・甘味料の使用は要検討
香料・甘味料を使用すると、味が整うため飲みやすい特徴があります。また、飲みやすさや味という観点からは、顧客からも好まれる傾向にあるでしょう。しかし、飲みやすさや味を重視してしまうと、グルタミンの配合バランスが悪くなってしまいます。
ただし、美味しくないサプリだと今度はリピーターがいなくなるので、味や飲みやすさの面は慎重に検討してください。
グルタミンサプリOEMメーカーの選び方
ここでは、グルタミンサプリOEMメーカーの選び方を下記の3つから解説します。
- まずは信頼度や実績をチェック
- 小ロットから大量生産まで幅広く対応してくれるか
- 複数のメーカーの話を聞こう
それでは、一つずつ見ていきましょう。
まずは信頼度や実績をチェック
まずは、自分が作りたいグルタミンサプリの製造実績や信頼度、GMP認証の有無をチェックすることが大事です。
グルタミンサプリのOEMとして実績が豊富な企業は、その影響で見積り額が安くなる場合もあります。また、適正な品質管理の証明にもなる「GMP認証」の有無は、売れ行きにも影響を与えるでしょう。
安易に料金が安いだけで選ぶのではなく、そのOEMメーカーの実績や信頼度を見ることは選ぶ上で大事です。
また、実績面においては、他社のグルタミンの製造量が多いOEMメーカーであればスケールメリットで自社の製造費が安くなるケースもあります。
小ロットから大量生産まで幅広く対応してくれるか
ロット数とは1回で製造する製品の生産、出荷量の最小単位のことですが、メーカーによって対応が異なります。例えば、小ロットにも対応しているメーカーもあれば、大ロットしか対応していないメーカーもあります。そのため、小ロットで発注ができるかや最小ロット数についてのチェックも必要です。
なお、初めて販売する製品に関しては、テストマーケティングの一環で小ロットからの販売になるでしょう。その場合、全体の価格は抑えられますが、1個あたりの原価は高くなってしまうので注意が必要です。売れ行きが好調であれば大ロットに切り替えられるので、事業の長期的な目標と照らし合わせたメーカー選びが大事です。
小ロットOEMのメリットやデメリット、費用相場については下記の記事で詳しく解説しています。気になる方はチェックしてみてください。

複数のメーカーの話を聞こう
グルタミンサプリのOEMメーカーを選ぶ際、1社だけを見て決めるのはおすすめしません。
1つのメーカーの話だけでは、見積額が相場に見合った価格なのか見極められない可能性があります。
そのため、最低でも3〜4社に問い合わせてみるのがポイントです。
複数のメーカーに問い合わせることで相見積もりが取れるので、良いメーカー選びの判断材料になるでしょう。
グルタミンサプリが得意OEMメーカー9選
OEMメーカーの選び方がわかったところで、1からメーカー探しをするのは大変です。
ここからは、グルタミンサプリが得意なOEMメーカーおすすめ9選をご紹介します。
グルタミンサプリが得意なOEMメーカー一覧
1. 株式会社サプリスタンダード
2. 株式会社佐賀美装
3. 株式会社アンチエイジング・プロ
4. 株式会社ODD FUTURE
5. 株式会社プローバル
6. 株式会社東洋新薬
7.オルト株式会社
8. 株式会社オルティック
9. REDAS株式会社
株式会社サプリスタンダード
企画、製造からデザインまで、全て一貫して対応可能。パッケージデザインも好評
サプリスタンダードは企画、製造からパッケージデザインまで一貫して行うOEMメーカーです。サプリの形状は、パウダー・タブレット・ハードカプセルなど、希望の形状で作ることができます。
また、サプリのパッケージデザインは経験豊富なデザイナーが務めるので、「売るためのデザイン」を叶えてくれます。小ロットからの発注にも対応している点が魅力的なOEMメーカーです。
- 製造だけでなく企画やデザイン全て依頼できる
- 小ロットからの発注が可能
- 様々なサプリの形状に対応可能
会社名 | 株式会社サプリスタンダード |
最小ロット数 | 要お問い合わせ |
認証※GMPとISO有無、その他の有無 | − |
対応剤形 | パウダー、タブレット、ハートカプセルなど |
費用 | 要お問い合わせ |
対応エリア | 全国 |
特長 | グルタミンの原料メーカーと直接取引を行い、良質なものだけを厳選して取り扱っている |
株式会社佐賀美装
OEMの知識や商品開発のノウハウで「売れる」商品づくりを実現
佐賀美装は、企画開発から製品化までを依頼することができるメーカーです。
クライアントの細かい要望だけでなく、消費者ニーズの動向を理解した「売れる商品」企画の提案ができます。
商品の種類によって異なりますが、小規模ロットから大規模ロットまで製造できるので安心です。
また、打錠・ソフト、ハートカプセル・粉末など様々な形状に対応しているのも上位に選ばれたポイントです。
- 「売れる商品」を意識した提案ができる
- 小ロットから大ロットまで対応可能
- 企画開発から製品化まで一貫して依頼できる
会社名 | 株式会社佐賀美装 |
最小ロット数 | 要お問い合わせ |
認証 | − |
対応剤形:※ハードカプセル、打錠など | ソフト・ハードカプセル、粉末、顆粒など |
費用 | 要お問い合わせ |
対応エリア | 全国 |
特長 | 商品開発のノウハウを駆使して売れる商品企画の提案ができる |
株式会社アンチエイジング・プロ
1,000を超える商品製造の実績あり。販売コンサルのノウハウを活かした商品設計を提案
アンチエイジング・プロは、1,000以上の商品製造実績があるOEMメーカーです。「どういった商品づくりを意識すれば、成功できるのか」を成功事例から分析し、顧客の利益につなげます。販売コンサルのノウハウを活かした商品設計を行なっており、売れる商品づくりに力を入れています。
また、GMP工場でのOEM製造を行なっているので、品質管理も申し分ないでしょう。
- 1,000以上の商品製造実績
- GMP認証工場での製造
- サプリの形状が充実している
会社名 | 株式会社アンチエイジング・プロ |
最小ロット数 | 打錠の場合、30kg〜 |
認証※GMPとISO有無、その他の有無 | GMP工場 |
対応剤形:※ハードカプセル、打錠など | 打錠、カプセル、顆粒、粉末、ドリンクなど |
費用 | 要お問い合わせ |
対応エリア | 全国 |
特長 | 販売コンサルのノウハウを活かした売れる商品づくりを提案 |
株式会社ODD FUTURE
業界最小水準のロット数から発注が可能。企画からパッケージまで一貫して対応
ODD FUTUREは、企画、製造からパッケージ製作まで一貫して対応してくれるOEMメーカーです。製造依頼先が複数になると、発注管理やスケジューリングが大変になります。しかし、ODD FUTUREはチャットツールなどで完結できるので、コミュニケーションコストの削減が可能です。
また、業界最小水準の180袋から製造ができるのも、ポイントの一つといえるでしょう。
- 企画、製造からパッケージ製作までオールインワンで対応
- チャットツールやオンライン商談で完結も可能
- 業界最小水準のロット数から製造できる
会社名 | 株式会社ODD FUTURE |
最小ロット数 | 180袋から |
認証 | − |
対応剤形:※ハードカプセル、打錠など | タブレット、ハードカプセル |
費用 | 要お問い合わせ |
対応エリア | 要お問い合わせ |
特長 | 業界最小水準のロットで製造発注が可能 |
株式会社プローバル
原料供給会社だからできる細かい原料ベースのアドバイスや相談が魅力
プローバルは、プロテイン製品やグルタミンサプリなど、数々のOEM製品を製造してきた実績のある企業です。原料供給会社であるプローバルだからこそできる、原料ベースからのアドバイスや相談ができます。
また、プローバルの取扱原料を用いることで、コストを含めた様々なメリットを可能にします。
- ソフトカプセル、錠剤や顆粒など様々な形状での提案が可能
- プローバルの取り扱い原料を用いれば、コスト削減もできる
- 細かい原料ベースでのアドバイスや相談が可能
会社名 | 株式会社プローバル |
最小ロット数 | 要お問い合わせ |
認証 | 有機JAS対応 |
対応剤形 | ソフト・ハードカプセル、錠剤、顆粒など |
費用 | 要お問い合わせ |
対応エリア | 要お問い合わせ |
特長 | 原料ベースからアドバイスや相談が可能 |
株式会社東洋新薬
売り上げ実績多数!企画開発から工場生産まで、ワンストップで対応可能
健康食品のOEMメーカーとして第一線をいく東洋新薬は、数々の売り上げ実績があります。例えば、20代女性向け便通対策粉末飲料は発売開始から10ヶ月で48万個突破。他にも、30代女性向けダイエット粉末飲料は、発売から8ヶ月で41万個突破など、数多くの実績があります。
また、GMP認証やFSSC22000認証など、より高度な品質基準で製造しているので、信頼できるメーカーといえるでしょう。
- 業界トップクラスの実績数
- GMP認証などを取得し、信頼度が高い
- 小ロットからの相談も受付可能
会社名 | 株式会社東洋新薬 |
最小ロット数 | 3,000ロットから可能。それ以下でも相談可。 |
認証※GMPとISO有無、その他の有無 | GMP、NSF-GMP、FSSC22000認証 |
対応剤形:※ハードカプセル、打錠など | ソフトカプセル、ハードカプセル、顆粒、タブレットなど |
費用 | 要お問い合わせ |
対応エリア | 関東・関西・九州 |
特長 | 売上実績多数。独自技術により、商品の差別化をはかれる。 |
オルト株式会社
独自の開発プロセスでヒット商品やロングセラー商品を生み出す
オルト株式会社は、自社の試作開発室を持っており、クライアントの要望に合わせた試作品の提供を行なっています。開発室には試作用の原料や香料を保管しているので、納得してから製造に移ることができます。
また、独自の開発プロセスで、ヒット商品やロングセラー商品を生み出すことも可能です。
- 自社に試作開発室を持ち、要望に応えた試作品の提供が可能
- 通信販売を行っている経験から、ノウハウに基づいた販売サポートができる
- 独自の開発プロセスで、ヒット商品を生み出すことが可能
会社名 | オルト株式会社 |
最小ロット数 | 要お問い合わせ |
認証 | 社内の専門部署が品質管理 |
対応剤形 | 錠剤、カプセル、粉末飲料など |
費用 | 要お問い合わせ |
対応エリア | 全国 |
特長 | 自社の試作開発室があり、要望に応えた試作品を提供できる。 |
株式会社オルティック
医学的な見地から商品開発をサポート、提案してくれる
オルティックは、商品開発からパッケージデザインまでワンストップでの提案が可能です。デザインは、商品デザインに精通しているスタッフが手がけるので、しっかりとユーザーに伝えることができます。また、栗原クリニックの院長を学術顧問として迎え、医学的観点から商品開発をサポートしてくれます。
科学的な裏付けやエビデンスの用意など、信頼性・信ぴょう性の高い商品を提供してもらえるでしょう。
- 商品開発からパッケージデザインまで一貫して提案可能
- 商品デザインはデザイン知識が豊富なスタッフが手がける
- 院長を学術顧問とし、医学的観点から商品開発をサポート
会社名 | 株式会社オルティック |
最小ロット数 | カプセル・錠剤の場合、最低ロット10万粒 |
認証 | GMP、ISO |
対応剤形:※ハードカプセル、打錠など | カプセル、錠剤など |
費用 | 要お問い合わせ |
対応エリア | 要お問い合わせ |
特長 | 商品開発からパッケージデザインまで一貫して対応可能 |
REDAS株式会社
国内最小ロット数・短納期・低コストが魅力のOEMメーカー
REDASは、サプリメントの小ロットOEMメーカーです。ロット数は、国内最小の50袋から対応可能で、形状によっても異なります。納期は約2週間ほどで、迅速な取引ができるでしょう。また、3営業日以内の特急コースもあります。
主な費用は固定の管理費5万円と変動費の原料・加工費のみなので、低コストでの製造が可能です。
- サプリメントの小ロットOEMメーカー
- 最短3営業日以内の短納期
- 低コストでの製造が可能
会社名 | REDAS株式会社 |
最小ロット数 | 50袋〜 |
認証 | − |
対応剤形:※ハードカプセル、打錠など | ソフトカプセル、スティック分包、打錠など |
費用 | 主な費用=基本管理費(固定)5万円+原料&製造加工費(変動) |
対応エリア | 全国 |
特長 | 国内最小ロット、最短納期が約2週間。 |
知っておきたいグルタミンの基礎知識
ここからは、グルタミンの基礎知識について解説します。グルタミンについて知っておくことで、商品の訴求ポイントを伝えやすくなるでしょう。
グルタミンの効果は?
グルタミンは、人間の体に最も多く存在するアミノ酸として知られています。
主な効果として、
- 筋肉の分解を抑制
- 免疫力の向上
- 細菌やウイルスの侵入を防ぐ
などの効果が挙げられるでしょう。
グルタミンは、筋肉や血液に蓄えられており、疲れが溜まっている時や運動をした際に大量に消費されます。
そのため、普段運動する方や疲れを感じやすい方は、積極的に摂取するのがおすすめです。
グルタミンサプリの飲むタイミングや摂取目安量は?
グルタミンサプリを摂取するタイミングは、基本的にお好きな時間に飲んでも問題ありません。グルタミンは運動する際にも消費されるため、運動前後もしくは就寝前の摂取がおすすめです。また、摂取目安量に関しては、厚生労働省から明確に定められていません。ただし、1日40gを上限としていることが多いです。
グルタミンの過剰摂取は、肝臓や腎臓に負担を与えるため、疾患のある方はかかりつけ医に相談してください。
【製品が完成するまで】健康食品・サプリOEMの流れ
一般的なOEMの流れは以下の通りです。
- 打ち合わせ・ヒアリング
- 企画立案・見積提出
- 商品開発・試作
- 修正依頼
- デザインの決定
- 製造・検品
- 納品
上記の流れで、企画を提案してから納品まで約1〜3ヶ月ほど時間がかかります。ヒアリングや商品開発・試作の際に、担当者と納得いくまで何度も話し合うのが成功のコツです。
グルタミンのOEM費用を安く抑える方法
OEM製造には多額の費用が必要なイメージがあり、なかなか踏み出せない方も多いでしょう。
少しでもOEM費用を安く抑えるためには、以下の点を意識してください。
- 相見積もりを取る
- スケジュールに余裕を持って依頼する
- ロット数を増やす
複数社に相見積もりを取ることで、安いメーカーの見分けがつきやすくなります。
スケジュールに余裕がない場合、開発を進める中で妥協してしまう部分も発生するため、余裕を持って依頼しましょう。
また、小ロットの依頼になればなるほど単価が高くなるので、利益率を高めるという狙いであれば、ロット数を増やすことも費用を抑える方法になります。
健康食品・サプリの費用については下記の記事で詳しく解説しています。気になる方はチェックしてみてください。

プロテインやクレアチン、BCAAが得意なOEMメーカーもチェック
グルタミンと合わせて、プロテインやクレアチン、BCAAなどスポーツ系の成分を同時展開して成功しているサプリブランドも数多く存在します。当サイトでは各成分の成功ポイントやおすすめメーカーを紹介しているので気になる方はチェックしてみてください。



まとめ
グルタミンサプリのOEM製造を成功させるためには、メーカー選びとこだわりポイントを持つことが大切です。
失敗しないメーカー選びのポイントは、以下の3つでした。
- まずは信頼度や実績をチェック
- 小ロットから大ロットまで対応可能か
- 複数のメーカーの話を聞いて相見積もりを取る
上記のポイントを意識しながらメーカー選びをしてみてください。
グルタミンサプリのOEMを成功させるために、本記事を参考にしてもらえると幸いです。
健康食品サプリのOEMのポイントや基礎知識は下記の記事で詳しく解説しています。気になる方はチェックしてみてください。
