近年、健康意識の高い人を中心に、注目されているのが「MCTオイル」です。MCTオイルはスポーツ前や糖質制限ダイエット(ケトジェニック)の際の栄養補給として使われています。コーヒーや味噌汁に入れて飲んでいる人や、加熱調理にも使っている人も多いようです。
今注目の商品だからこそ、理想のMCTオイルを作って販売したいと思う人もいることでしょう。当記事ではMCTオイルのOEMを成功させるポイントやおすすめのOEMメーカーを紹介していきます。
MCTオイルOEMの成功に大切な3つのポイント
MCTオイルOEMの成功に大切な3つのポイントは、下記の通りです。
- ココナッツオイル100%にこだわる、アブラヤシはNG
- コンセプトに合わせて味やテクスチャ、製法を調整する
- こだわるなら容器は遮光性のガラス瓶がベスト
ここからは、売れるMCTオイルを開発・製造するためにおさえておきたい上記の3つのポイントを紹介します。
ココナッツオイル100%にこだわる、アブラヤシはNG
最初のポイントは「ココナッツオイル100%にこだわる」という点です。MCTオイルの原材料には、ココナッツとアブラヤシの2種類があります。しかしながら、アブラヤシに含まれるパーム油は、体に悪影響を及ぼす成分が微量ですが含まれていると言われています。
そのため、これからMCTオイルを製造する場合は、アブラヤシは使用しない方がいいでしょう。上記の情報を知っている顧客であれば、アブラヤシが含まれている製品を避けるからです。ココナッツ100%のMCTオイルを探している顧客も多いので、原材料はココナッツを使用するようにしましょう。
コンセプトに合わせて味やテクスチャ、製法を調整する
次のポイントは「コンセプトに合わせて味やテクスチャ、製法を調整する」という点が挙げられます。下記の2点について、詳しくみていきましょう。
ナチュラル重視かエネルギー効率重視かで製法を選ぶ
MCTオイルの製法には、化学的な処理をするかどうかで大きな違いがあります。MCTオイルを形成する中鎖脂肪酸「カプリル酸(C8)」「カプリン酸(C10)」の含有量によって、製造方法が異なるので注意しましょう。
カプリル酸とカプリン酸が100%のオイルは、より効率よくエネルギー変換することが可能です。しかしながら、カプリル酸・カプリン酸を100%にするためには、化学的な処理をしてそれ以外の成分を除去する必要があります。
反対に、カプリル酸・カプリン酸が100%未満のオイルは、化学的な処理をせずに作られています。エネルギー変換に少し時間はかかりますが、ナチュラルなオイルといえるでしょう。できるだけナチュラルに製造したいのか、それともエネルギーの吸収効率を重視するのかによって製造方法を決めていくことがポイントです。
製品の想定する使い方に応じて味やテクスチャを調整
製品をどのように摂取するかによって、味やテクスチャを調整する必要があります。長く続けるためには、美味しくなければならないからです。たとえば、コーヒーに混ぜて摂取する場合は、うまく混ぜ合わせるためにサラサラのテクスチャで油っぽくないオイルが好まれるでしょう。
また、味噌汁に入れて摂取するためには、風味を邪魔しない無味無臭のMCTオイルがおすすめです。顧客がどのような使い方をするかは、ターゲットの年齢層や性別によっても異なります。ターゲットがどのように使うかを想定しながら、味やテクスチャを調整していきましょう。
こだわるなら容器は遮光性のガラス瓶がベスト
できれば、容器は遮光性のガラス瓶を使うようにしてください。プラスチック容器に入っているMCTオイルも多いですが、実はオイルとプラスチックはあまり相性が良くありません。オイルの成分で、プラスチックに含まれるBPAという化学物質が溶け出してしまう可能性があるからです。
さらに、遮光性のガラス瓶を選ぶことで、MCTオイルの品質を長く保つことができます。とはいえ、製造コストの問題もありますので、OEMメーカーと相談しながら予算に合った容器を選ぶようにしましょう。
MCTオイルOEMメーカーの選び方
MCTオイルのOEMメーカーを選ぶ際には、下記の点に注目して選ぶことがポイントです。
- まずは信頼度や実績をチェック
- 小ロットから大量生産まで幅広く対応してくれるか
- 複数のメーカーの話を聞こう
ここからは、OEMメーカーを選ぶ際の3つのポイントについて詳しく解説していきます。
①まずは信頼度や実績をチェック
まずは、メーカーの信頼度や実績をチェックするようにしましょう。過去にMCTオイルを製造した実績がないメーカーは、できるだけ避けるのが賢明です。他社のMCTオイルの発注数が多い企業であれば、その影響で見積もり額が安くなりお得に発注できる可能性もあります。
また、GMP認証も判断基準の一つです。GMP認証は安全性を確保した健康食品にのみ、与えられます。信頼できる商品なのかどうか購入時に顧客が見るポイントでもありますので、売れ行きにも影響を与えるでしょう。
②小ロットから大量生産まで幅広く対応してくれるか
次に、小ロットから大量生産まで幅広く対応してくれるメーカーを選ぶのがポイントです。ロット数とは、メーカーが工場で製造できる数のことを指します。メーカーによって、小ロットに対応できるところや大ロットのみ対応してくれるところなど、違いがあるので注意が必要です。
小ロットであれば低価格で製造できますが、1個分の単価は割高になります。その点、大ロットであればまとめて製造できるので1個あたりの価格は安く抑えられるでしょう。とはいえ、最初から大ロットで製造してしまうと、売れなかった場合のリスクが高くなります。
小ロットからテストマーケティングを開始して、売れ行きが良ければ大ロットに切り替えるのがベストな方法でしょう。そのためにも、小ロットから大量生産まで幅広く対応してくれるメーカーを選ぶことが大切です。
小ロットOEMのメリットやデメリット、各社の最低ロット数については下記の記事で詳しく解説しています。気になる方はチェックしてみてください。

③複数のメーカーの話を聞こう
最後のポイントとして「複数のメーカーに話を聞く」ことが挙げられます。初めから1社だけに絞るのではなく、最低でも2~3社に問い合わせてから決めるようにしましょう。1つのメーカーの話だけだと、法外な値段を請求された時や通常と違う対応をされた時に気づくことができません。
複数のメーカーに問い合わせて相見積もりを取ることで、大体の費用相場が分かるようになるでしょう。また、メーカーの担当者との相性を確認することもできます。せっかく依頼するのですから、気持ちよく対応してくれるメーカーを選ぶようにしましょう。
MCTオイルが得意なOEMメーカー6選
ここからは、MCTオイルが得意なOEMメーカーを6社紹介していきます。
MCTオイルが得意なOEMメーカー一覧
1. 株式会社サプリスタンダード
2. 株式会社コムズライヴリ
3. 株式会社アンチエイジング・プロ
4. 株式会社ナチュラリンク
5. バイオアクティブスジャパン株式会社
6. 有限会社グッドライフプランニング
株式会社サプリスタンダード
株式会社サプリスタンダードはMCTオイルだけでなく、プロテインやグルタミンといったさまざまなサプリメントのOEMを行っている会社です。自社内での処方・設計や、自社調達といった手段により、比較的リーズナブルに製造できるため、ぜひ前向きに検討したいメーカーのひとつといえるでしょう。
MCTオイルの発注量が多い企業との取引も多いため、発注量が少なかったとしても見積もり価格に反映させることが可能です。さらに、製造したMCTオイルの保管も行ってくれるので、保管場所がないという人にもおすすめです。
- 数多くあるMCTオイルの原料メーカーと直接取引
- 専門デザイナーが「売れるためのデザイン」を製作可能
- 全国に協力会社があるため設備も潤沢
会社名 | 株式会社サプリスタンダード |
最小ロット数 | 要問合せ |
認証 | 要問合せ |
対応剤形 | オイル |
費用 | 要問合せ |
対応エリア | 要問合せ |
特長 | 低価格で高品質のMCTオイルを製造できる |
株式会社コムズライヴリ
株式会社コムズライヴリは液糖製品や機能性オイルなどのOEM受託製造を行っている会社です。OEM実績が豊富なので、的確なアドバイスを行ってくれるでしょう。自社オリジナル製品として、ココナッツ由来100%のMCTオイルを販売しています。
既に開発・製造している株式会社コムズライヴリだからこそ、安心して依頼することができるでしょう。オーガニック原料を使用した高付加価値製品の企画・開発も行っていますので、こだわりのあるMCTオイルを製造したい方にもおすすめのメーカーです。
- 小ロットから大量生産まで対応可能
- 品質管理者の厳正な出荷判定に合格した製品のみを納品
- 自社工場で一貫生産体制によるスピーディな対応
会社名 | 株式会社コムズライヴリ |
最小ロット数 | 要問合せ |
認証 | 国際標準規格ISO22000、有機JASの生産工程管理者の認定 |
対応剤形 | オイル |
費用 | 要問合せ |
対応エリア | 要問合せ |
特長 | ココナッツ由来100%のMCTオイルの製造実績あり |
株式会社アンチエイジング・プロ
株式会社アンチエイジング・プロでは、成功するOEMを目指した製品作りを徹底サポートしてくれます。そのひとつが「科学的根拠に基づいた商品設計」です。自社原料に関わるものに限らず、1000報以上の文献データを基に売れる商品を設計していくのが特長です。
順天堂大学医学部にも所属する博士も在籍しており、大学や医療機関との連携を強めながら常に最新の論文を収集しています。それにより、科学的根拠に基づいて顧客のニーズに合った商品を作り上げることができるでしょう。
- 販路や販売方法、販売シチュエーションに最もマッチした商品設計
- 海外向け案件に対しても豊富な経験から充実したサポートが可能
- 自社原料を使用しているため低価格での商品供給が可能
会社名 | 株式会社アンチエイジング・プロ |
最小ロット数 | 要問合せ |
認証 | 要問合せ |
対応剤形 | 粉末、顆粒、錠剤、ハードカプセル |
費用 | 要問合せ |
対応エリア | 日本全国対応 |
特長 | ターゲットに適した商品設計で売れる商品作りをサポート |
株式会社ナチュラリンク
株式会社ナチュラリンクでは希少性の高いオーガニック素材や、農薬・化学肥料を使わない天然素材にこだわって厳選した原料を扱っています。MCTオイルパウダーはグルコースやでんぷんといった糖質を除去しているため、糖質ゼロのパウダーに仕上がっているのが特徴です。
また、粉末なので、水やコーヒーなどに簡単に溶かして飲むことができます。万が一発売した商品が思ったように売れなかった場合でも、卸提案先を紹介してくれるので初めての方でも安心してOEMを始められるでしょう。
- コンセプト作りからキャッチコピー作りまで徹底サポート
- 極力リスクを回避できる小ロット生産が可能
- 商品設計から販促物制作までフォローするワンストップ型OEM
会社名 | 株式会社ナチュラリンク |
最小ロット数 | 30㎏~ |
認証 | GMP、有機JAS、HACCP |
対応剤形 | 粉末 |
費用 | 要問合せ |
対応エリア | 要問合せ |
特長 | 農薬や化学肥料を用いない天然素材にこだわった製品作りが可能 |
バイオアクティブスジャパン株式会社
バイオアクティブスジャパン株式会社では原料の栽培から出荷に至るまで、日本の安全基準に則った高品質な製品を提供しています。10,000件以上の現地農家と契約を結んでいるため、安全なだけでなく安定した原料の調達も可能です。
MCTオイルは、ドイツのハンブルクにある天然・機能性脂質の製造メーカーSternchemie社の製品を取り扱っています。オイルタイプと粉末タイプがあるため、目的やターゲットに合わせた製品作りができるでしょう。
- 国内にある自社倉庫から迅速に納品可能
- 環境にやさしい栽培・生産方法の原料を提供
- 正確な記録・管理体制を整備した高品質な製品
会社名 | バイオアクティブスジャパン株式会社 |
最小ロット数 | 1㎏~ |
認証 | RSPO、GMP、GACP、HACCP、ISO |
対応剤形 | オイル、粉末、ソフトカプセル |
費用 | 要問合せ |
対応エリア | 要問合せ |
特長 | GMPやGACPなど厳格な品質管理で高品質なMCTオイルを提供 |
有限会社グッドライフプランニング
有限会社グッドライフプランニングは2003年に創業し、食品や化粧品、肥料などの輸出入を行ってきた岡山県の会社です。翻訳や新たな販路の拡大もサポートしてくれるので、海外を視野に入れたビジネスを検討中の方におすすめの会社と言えるでしょう。
従業員数は5名と小規模ですが、マレーシア産MCTパウダーは2017年から輸入を行っており実績も豊富です。ホームページ上で公開している情報が少ないので、詳しい情報は直接問い合わせてみることをおすすめします。
- 各言語でのわかりやすい資料の作成でグローバルなビジネスをサポート
- 直接輸入しているので中間マージンをカットできる
- 売れる商品を作るためのアドバイスが可能
会社名 | 有限会社グッドライフプランニング |
最小ロット数 | 要問合せ |
認証 | 要問合せ |
対応剤形 | 粉末 |
費用 | 要問合せ |
対応エリア | 要問合せ |
特長 | 翻訳も行って海外ビジネスをサポート |
知っておきたいMCTオイルの基礎知識
MCTオイルの正式名称は「Medium Chain Triglyceride(ミディアム チェーン トリグリセリド)」です。日本語では「中鎖脂肪酸」と呼ばれ、MCTオイルはココナッツオイルやパームオイルからMCTを抽出して作られています。
オリーブオイルや植物油のように分子量が大きくないので、分解されやすく消化が早いのが特長です。そのため、体内に脂肪として蓄積されにくいので、健康志向の人たちから注目されています。
MCTオイルの効果|ケトジェニックダイエットとは?
MCTオイルを使ったダイエット方法のひとつが「ケトジェニックダイエット」です。ケトジェニックダイエットでは、糖からではなく脂質(ケトン体)からエネルギーを補給します。糖質を制限する代わりに、良質なタンパク質や脂質を多く摂っていくのです。
MCTオイルは消化吸収やエネルギーへの変換が早いので、ケトジェニックダイエットにも適したオイルといえるでしょう。ケトジェニックダイエットは、ダイエットだけでなくアスリートにも注目されているボディメイク方法です。
MCTオイルの飲み方は?
MCTオイルはコーヒーや味噌汁に入れて摂取する方が多いようです。とはいえ、摂取方法が定められているわけではなく、好みに合わせて使用することができます。オリーブオイルやレモン汁と合わせてドレッシングにし、サラダにかけることもできるでしょう。
自由な使い方ができるMCTオイルですが、発煙点が低いので注意が必要です。揚げ油としての使用は避け、生で摂取するようにしてください。はじめは小さじ1杯程度から始め、徐々に摂取量を増やしていくことがおすすめです。
【製品が完成するまで】健康食品・サプリOEMの流れ
ここからは、MCTオイルに限らず健康食品やサプリをOEMする際の流れを解説していきます。メーカーによっても多少の違いはありますが、ほとんどのメーカーで下記のような流れとなっています。
- 打ち合わせ・ヒアリング
- 企画立案
- 見積もり提出
- サンプル品の試作
- 契約
- デザインやパッケージの決定
- 製造・検品
- 納品
企画やサンプル品試作の段階で、修正依頼があればその都度メーカーとやり取りを行っていきます。メーカーによって何回まで作り直しが可能かどうかが変わってきますので、事前に確認しておきましょう。
MCTオイルのOEM費用を安く抑える方法
MCTオイルのOEM費用を安く抑えるには、下記の方法がおすすめです。
- 相見積もりをとる
- スケジュールに余裕を持って依頼する
- ロット数を増やす
先述したように、1社のみの問い合わせでは費用相場が分かりません。複数社に相見積もりをとることで、適正な価格での依頼が可能になるでしょう。
また、スケジュールに余裕を持って依頼することもポイントです。お急ぎ便など、ギリギリの納期での注文だと追加費用がかかる可能性があるので注意しましょう。
さらに、小ロットだと割高になるため、費用を安く抑えたいのであればロット数を増やすことがおすすめです。最初は小ロットからスタートして、軌道に乗ってきたら利益を得るためにロット数を増やすという方法も検討しましょう。
健康食品サプリOEMの費用相場や費用内訳、安く抑える方法については下記の記事で詳しく解説しています。気になる方はチェックしてみてください。

まとめ
MCTオイルは健康や美容のために取り入れる人が多く、今注目されている食品のひとつです。成分や容器、味や製法にこだわって製造することで、売れるMCTオイルを作ることができるでしょう。
OEMメーカーを選ぶ際には、必ず複数社に見積もりをとって比較・検討するようにしてください。希望に沿った製品を作ることができるのか、事前にしっかり確認しておくことで後悔のないMCTオイルのOEMを行っていきましょう。
健康食品サプリOEMの基礎知識やポイント、メーカーについては下記の記事で詳しく解説しています。気になる方はチェックしてみてください。
