自動釣銭機はPOSレジと連動し、現金の計算や入出金を自動で行ってくれる機器です。正確でスピーディーな会計を行えるので、顧客満足度の向上にも役立ちます。そのメリットの大きさから、小規模店舗においても続々と導入が進んでいるのです。
そんな自動釣銭機の比較・選定において以下のようなお悩みをお持ちではないでしょうか。
「全部似ているので、どの製品がおすすめかわからない」
「自店舗に合った自動釣銭機を知りたい」
「自動釣銭機の選び方がわからない」
本記事ではそういったお悩みをお持ちの方向けに、自動釣銭機のおすすめメーカー・製品13選の特徴や機能を比較しながら紹介していきます。
そのほか、自動釣銭機導入によって実現できることや自動釣銭機の選び方、自動釣銭機の価格についても解説しています。ぜひご一読ください!
おすすめの自動釣銭機&メーカー13選
以下は、おすすめの自動釣銭機と取り扱いメーカーになります。それぞれを詳しく解説していきます。
目次
1. スマレジ×グローリー300/380|スマレジ株式会社
2. ECS-777|富士電機株式会社
3. POS+×グローリー300|ポスタス株式会社
4. FAL3|日本電気株式会社
5. FAL2|日本電気株式会社
6. BCPOS自動釣銭機連動|株式会社ビジコム
7. ACE-100|ローレルバンクマシン株式会社
8. 硬貨紙幣つり銭機 CR-20|沖電気工業株式会社
9. つりペイ君|旭精工株式会社
10. VITESE(ヴィッテス) VT-330|東芝テック株式会社
11. NOMOCa-Regi|株式会社GENOVA
12. LIVEREGI自動釣銭機連携|株式会社藤田電機製作所
13. Paycube|株式会社日本コンラックス
スマレジ×グローリー300|スマレジ株式会社:店舗の規模を選ばず導入できる

スマレジを通して、自動釣銭機のグローリー300か、グローリー380を導入することが可能です。POSレジメーカーなので直接導入相談することが可能です。グローリー300/380は高性能で人気の自動釣銭機で、4.3インチの専用の画面が設置されており、機内残高やトラブル時の復旧ガイダンスを表示してくれます。使いやすさを重視したスリムな設計なので、小規模店舗でも無理なく設置が可能です。
現金の投入口は自動販売機などと同じ仕様となっており、馴染みのある紙幣長手挿入方式を採用しています。他メーカーと比べてもサポートが充実している点も特徴です。ショールームで実物のチェックやオンライン導入相談が可能なので気になる方は事前にお問合せしてみることをおすすめします。
■おすすめポイント
- トラブル時には復旧ガイダンスを分かりやすく表示
- 店舗の規模に関係なく設置できるスリム設計
- 充実のサポート体制
■製品情報
導入価格 | 約1,000,000円 |
POSレジ月額 | 8,800円~(1店舗につき) |
対応金種 | 1、5、10、50、100、500、1,000、5,000、10,000 |
サイズ | W260~400mm |
処理速度 | 要問い合わせ |
詳しい仕様(クリックで詳細を確認)
自動釣銭機名 | グローリー300・380 |
サイズ(mm)※奥行×幅×高さ・突起部を除く | グローリー300:硬貨部 540×260×130紙幣部 540×220×130 グローリー380:硬貨部 540×260×130紙幣部 540×140×260 |
質量 | グローリー300:硬貨部 約22kg※電源部を除く 電源部:約2kg紙幣部 約14kg グローリー380:硬貨部 約22kg紙幣部 約19kg※電源部を除く 電源部:約1.5kg |
収納容量 | グローリー300:硬貨部 1・10・100円 約160枚、5・50円 約120枚、500円 約105枚紙幣部 千円 200枚、五千・二千円(選択式) 100枚、一万円 100枚 グローリー380:硬貨部 1・10・100円 約160枚、5・50円 約120枚、500円 約105枚紙幣部 千円 200枚、5千・2千円(選択式) 100枚、1万円 100枚 |
処理速度 | グローリー300:硬貨部 [一括出金時]約 2.7 秒 / 1取引(999円最小構成枚数)紙幣部 [一括出金時]約 2.7 秒 / 取引(9000円最小構成枚数) グローリー380:硬貨部 [一括出金時]約 2.7 秒 / 1取引(999円最小構成枚数)紙幣部 [一括出金時]約 2.7 秒 / 取引(9000円最小構成枚数) |
消費電力 | グローリー300:硬貨部 [紙幣部(RAD-300)接続時]待機時 20W・定格 140W・省電力時 13W(50 / 60Hz)、[紙幣部(RAD-300) / 包装硬貨管理機(WD-300)接続時]待機時 22W・定格 140W・省電力時 16W(50 / 60Hz)グローリー380:硬貨部 [紙幣部(RAD-380)接続時]待機時 20W・定格 140W(50 / 60W) |

ECS-777|富士電機株式会社:現金を自動で再計算してくれる

現金の投入・排出口にLEDを搭載しており、光を利用して認知性を向上させています。ガイドランプを確認することで、操作に慣れない方も現金の投入口が分かりやすくスムーズな会計が可能です。
釣銭機内で現金を再計算してくれるため、点検業務やレジ締めの効率化が期待できます。現金計算の正確さは、他のメーカーと比べてもダントツです。POSレジメーカーではありませんので直接導入相談することはできません。富士電機の自動釣銭機を導入されたい場合は、後述する株式会社ビジコムからの導入がおすすめです。
■おすすめポイント
- 現金投入・排出口はガイドランプでお知らせ
- 釣銭機内の現金を自動で再計算してくれる
- 預り金は一時保留することで、現金授受のトラブルを回避
■製品情報
導入価格 | 要問い合わせ |
POSレジ月額 | 要問い合わせ |
対応金種 | 1、5、10、50、100、500、2,000、5,000、10,000 |
サイズ | 硬貨部:W270×D600×H130mm紙幣部:W220×D600×H130mm |
処理速度 | 硬貨部:約6枚/秒紙幣部:約4枚/秒 |
自動釣銭機の製品仕様(クリックで詳細を確認)
自動釣銭機名 | ECS-777 |
サイズ(mm) ※奥行×幅×高さ・突起部を除く | ECS-777:硬貨部 600×270× 130紙幣部 600×220× 13 |
質量 | ECS-777:硬貨部 約16kg紙幣部 約19kg |
収納容量 | ECS-777:硬貨部 1・10・100円 約170枚、5・50円 約160枚、500円 約110枚 紙幣部 千円 約250枚(流通券)、混合庫(2千円、5千円、1万円) 約100枚(流通券)、1万円(回収庫) 約220枚(流通券) |
処理速度 | ECS-777:硬貨部 約3秒 / 1取引(999円最小構成枚数)紙幣部 約2.7秒 / 1取引(9000円最小構成枚数) |
消費電力 | ECS-777:動作時(最大) 約140W・待機時 20W・省エネ時 約6W |
POS+×グローリー380|ポスタス株式会社:大きく見やすいディスプレイを搭載

POS+(ポスタス)は月間1,000店舗以上の店舗に導入されているPOSレジを取り扱うメーカーです。POS+経由で導入可能な自動釣銭機「グローリー380」はディスプレイが大きく設計されており、標準搭載機内残高やトラブル時の復旧ガイダンスもチェックが容易です。レジ担当者が交代時には、使用中のエラー発生や違算の有無も確認できます。
状況をいち早く把握することで、スムーズな引継ぎを行えるでしょう。全国のビックカメラやコジマで気軽にデモ機を試すことができます。また、POS+(ポスタス)はサポートの手厚さが特長のメーカーでもあります。導入前の設置・設定代行から、導入後のサポートでは電話サポートだけでなく、全国駆けつけサポートも行うなど、非常に手厚いサポートを行っています。。
■おすすめポイント
- 機内残高や復旧ガイダンスもディスプレイに分かりやすく表示
- 担当者交代時にはレジ状況を素早く確認できる
- 全国のビックカメラ・コジマでデモ機を試せる
導入価格 | 要問い合わせ |
POSレジ月額 | 小売店:月額12,000円~ 飲食店:月額12,000円~ 飲食店(小規模店舗)月額6,000円~ 美容・サロン:月額12,000円~ |
対応金種 | 要問い合わせ |
サイズ | 硬貨つり銭機:260(W)×540(D)×130(H)mm 紙幣つり銭機:140(W)×540(D)×260(H)mm |
処理速度 | 要問い合わせ |

FAL3|日本電気株式会社:信頼性の高さはNo.1

以前の製品と比べて、入出金スピードが約2〜3倍に向上しています。紙幣回収カセットを搭載しており、現金を露出することなく取り出すことが可能です。セキュリティに配慮しつつ現金を取り扱うことができるでしょう。
現金が詰まった時には、自動で解消してくれるジャムオートリセットを標準搭載。全国400ヵ所にサービス拠点を構えており、万が一の時も安心です。
■おすすめポイント
- 全国400カ所のサービス拠点で信頼度はNo.1
- 現金が詰まった時に自動で解消してくれる機能を標準搭載
- 紙幣を露出することなく取り出せる
■製品情報
導入価格 | 要問い合わせ |
POSレジ月額 | 要問い合わせ |
対応金種 | 1、5、10、50、100、500、1,000、2,000、5,000、10,000 |
サイズ | 硬貨部:W253×D570×H130mm紙幣部:W227×D570×H130mm |
処理速度 | 硬貨部:6枚/秒紙幣部:4枚/秒 |
FAL2|日本電気株式会社:FAL3にコンパクトさを追加

業界トップクラスの機能性と安心・安全性に加え、コンパクトさを兼ね備えた製品です。紙幣や硬貨の入出金状態がひと目で分かるガイドランプを搭載しており、簡単に確認ができます。
自動釣銭機のお手入れ時期を清掃ランプで定期的に知らせてくれる機能を搭載。お手入れボタンを押すだけで簡単にメンテナンスができます。
■おすすめポイント
- 高機能にコンパクトをプラス
- 現金の入金状態はガイドランプで簡単確認
- 自動釣銭機のお手入れ時期も清掃ランプで知らせてくれる
■製品情報
導入価格 | 要問い合わせ |
POSレジ月額 | 要問い合わせ |
対応金種 | 1、5、10、50、100、500、1,000、2,000、5,000、10,000 |
サイズ | W490×D570×H135mm |
処理速度 | 硬貨部:6枚/秒紙幣部:4枚/秒 |
BCPOS自動釣銭機連動|株式会社ビジコム:自動釣銭機を標準搭載

取り扱いレジ機器が豊富なため、幅広い業種で導入できます。自動釣銭機は標準搭載されており、POSレジも含めた導入を検討してる方にもおすすめです。小規模店舗や、1店舗からでも導入できる点もポイント。
店舗の状態に合わせて、セミセルフ・フルセルフレジとしても柔軟に対応できます。利用できるキャッシュレス決済の種類も豊富です。
■おすすめポイント
- 取り扱っているハードウェアの種類が豊富
- 自動釣銭機は標準搭載
- 店舗の状態に合わせてセミ・フルセルフレジとしての運用も可能
■製品情報
導入価格 | 富士電機(ECS-777):990,000円~ グローリー(300,380):1,070,000円~ |
POSレジ月額 | 商品点数450アイテムの場合:0円 商品点数450アイテム以上の場合:5,000円~/台 |
対応金種 | 1、5、10、50、100、500、1,000、2,000、5,000、10,000 |
サイズ | 製品により異なる |
処理速度 | 硬貨部:6枚/秒紙幣部:2.5~4枚/秒 |
ACE-100|ローレルバンクマシン株式会社:紙幣は上部から投入するので、取り込み不良が起きにくい

紙幣はATMのように上部から投入するタイプになっており、誰でも確実に入金が行えます。万が一紙幣投入口に異物や硬貨が入ってしまっても、自動的に排出されるので故障の心配がありません。
コンパクトな設計ですが、紙幣を300枚まで収納できます。紙幣部と硬貨部で分けられ、縦に重ねての設置も可能です。
■おすすめポイント
- 紙幣はATMのように上部から確実に投入できる
- 異物が混入した際には自動的に排出
- 紙幣部と硬貨部を縦に重ねて設置可能
■製品情報
導入価格 | 要問い合わせ |
POSレジ月額 | 要問い合わせ |
対応金種 | 要問い合わせ |
サイズ | 硬貨部:W260×D530×H121.5mm 紙幣部:W220×D530×H121.5mm |
処理速度 | 要問い合わせ |
硬貨紙幣つり銭機 CR-20|沖電気工業株式会社:スピーディーな処理速度で顧客満足度アップ

現金計算において業界トップクラスの処理速度をもち、顧客満足度の向上・業務効率化を実現しています。釣銭の取り忘れ時にはブザー通知でお知らせしてくれることで、トラブルを未然に防止。
自動釣銭機内の現金収納庫は鍵で管理できます。鍵管理者以外は金銭の授受以外に触れることができないため、防犯面も安心です。
■製品情報
導入価格 | 要問い合わせ |
POSレジ月額 | 要問い合わせ |
対応金種 | 1、5、10、50、100、500、1,000、5,000、10,000 |
サイズ | W490×D570×H135mm |
処理速度 | 硬貨部:6枚/秒紙幣部:4枚/秒 |
つりペイ君|旭精工株式会社:抗菌処理が施された安心機器

直接手を触れる入出金やタッチパネル部分には抗菌処理が施されているため、安心して使用ができます。従来のタイプと比べて設置面積は80%程となっており、省スペースでも導入可能です。
導入コストが安い点も特徴で、初期費用を抑えつつ設置場所を選ばない製品の導入が期待できます。つりペイ君は唯一POSレジ連動無しで使える自動釣銭機です。
■おすすめポイント
- 手を触れる場所は抗菌処理加工で安全面に考慮
- 設置面積は従来の80%程度
- 導入コストが安い
■製品情報
導入価格 | 要問い合わせ |
POSレジ月額 | 要問い合わせ |
対応金種 | 1、5、10、50、100、500、1,000、2,000、5,000、10,000 |
サイズ | W452 xD451 xH 200 mm |
処理速度 | 硬貨部:4枚/秒紙幣部:1枚/秒 |
VITESE(ヴィッテス) VT-330|東芝テック株式会社:レジのプロメーカーが手掛けた製品

硬貨排出口はおわん型になっており、お釣りが一カ所に集まることで取り出しやすく設計されています。向きがそろってない状態で投入された紙幣は、機器内で自動的に振り分けられ同じ向きの紙幣のみ排出。
あらかじめ回収袋を設置することで、オーバーフロー硬貨は自動で出勤されるため、忙しい業務の間も安心です。
■おすすめポイント
- お釣りが一カ所に集まるおわん型硬貨排出口
- 向きがそろっていない状態で投入されても機器内で自動振り分けし、向きがそろった状態で排出
- 回収袋を設置しておけば、オーバーフロー硬貨は自動で排出
■製品情報
導入価格 | ¥270,000~ |
POSレジ月額 | 要問い合わせ |
対応金種 | 1、5、10、50、100、500、1,000、5,000、10,000 |
サイズ | 硬貨部:W260×D530×H155mm紙幣部:W220×D530×H122mm |
処理速度 | 硬貨部:6枚/秒紙幣部:3枚/秒 |
NOMOCa-Regi|株式会社GENOVA:歯科・クリニック専用に開発された自動釣銭機

歯科やクリニック専用の自動釣銭機で、電子カルテやレセコンとの連携がスムーズです。感染症の予防に特に注意しなければならない現場において、現金の手渡しがなく衛生面をキープできます。
全国に拠点を設けているため、トラブル時にはすぐに駆けつけてくれる体制が整えられている点も特徴です。
■おすすめポイント
- 電子カルテやレセコンとの連携がスムーズ
- 全国に拠点があるため、トラブル時にはすぐ駆けつけてくれる
- クリニックごとの専任担当者が最適なプランを提案
■製品情報
導入価格 | 200万円程度 |
POSレジ月額 | 要問い合わせ |
対応金種 | 1、5、10、50、100、500、1,000、5,000、10,000 |
サイズ | W452 xD451 xH 200 mm |
処理速度 | 硬貨部:6枚/秒紙幣部:4枚/秒 |
LIVEREGI自動釣銭機連携|株式会社藤田電機製作所:お得なセット割引が利用できる

幅広いニーズに対応するため、セミセルフPOSセットでは低価格な「セット割引」が適用されます。トータルで99,000円が値引きされるので、セミセルフレジとして導入する場合におすすめです。
収納されている釣銭を残す残置設定を行えば、金庫代わりにも活用できます。
■おすすめポイント
- セミセルフPOSセットを利用すればセット割引が適用
- 残置設定を行うことで金庫代わりとしても活用できる
- 医療機関向けのレセコン連携セルフレジもラインナップ
■製品情報
導入価格 | 998,000円~ |
POSレジ月額 | 5,000円~ |
対応金種 | 1、5、10、50、100、500、1,000、2,000、5,000、10,000 |
サイズ | W480×D540×H130mm |
処理速度 | 要問い合わせ |
Paycube|株式会社日本コンラックス

Paycubeは株式会社日本コンラックスから発売される小型の自動釣銭機です。独自の形状をしており、他社と大きくデザインが異なります。縦横幅が小さいので狭いスペースにも設置可能だというメリットがあります。ただしその分高さはあります。
また、硬貨部、紙幣部がそれぞれ独立した製品構造となっており、トラブル箇所の原因が特定しやすいという利点があります。また、トラブル発生時は発生個所についてQRコードを発行、読み取ることで対処動画をご覧いただくことができます。
タッチパネル券売機に内包されたり、「blayn」などのPOSレジと連携することが可能です。価格も比較的安価なため、人気の製品のひとつです。
■おすすめポイント
- 小型の自動釣銭機
- 他社と大きく異なる独自のデザイン
- 券売機やPOSレジと連携。比較的安価な自動釣銭機。
■製品情報
導入価格 | 要問合せ |
POSレジ月額 | 要問合せ |
対応金種 | 1、5、10、50、100、500、1,000、2,000、5,000、10,000 |
サイズ | W385×D345×H430mm |
処理速度 | 要問い合わせ |
最大手メーカー「グローリー」と「ローレルバンクマシン」の製品を比較
本章では、最大手メーカーである「グローリー」と「ローレルバンクマシン」それぞれの製品を比較していきます。
製品名 | グローリー300 | ACE-100 | グローリー380 |
---|---|---|---|
メーカー名 | グローリー株式会社 | ローレルバンクマシン株式会社 | グローリー株式会社 |
写真 | ![]() | ![]() | ![]() |
サイズ | [紙幣釣銭機]220(W)×540(D)×130(H)mm [硬貨釣銭機]260(W)×540(D)×130(H)mm | [紙幣釣銭機]220(W)×530(D)×121.5(H)mm [硬貨釣銭機]260(W)×530(D)×121.5(H)mm | [紙幣釣銭機]140(W)×540(D)×260(H)mm [硬貨釣銭機]260(W)×540(D)×130(H)mm |
質量 | 計36kg | 計31kg | 計42.5kg |
導入価格相場 | 100万円程度 | 100万円程度 | 100万円程度 |
連携するPOSレジ | ・スマレジ ・BCPOS ・エアレジ ・サロンアンサー など | ・FreePOS など | ・スマレジ ・BCPOS ・POS+ など |
特徴 | ・4.3インチカラーインチが搭載されており、トラブル復旧方法や情報が一目でわかる ・グローリー社の抜群の保守体制で安心 ・エラー解除ガイダンスがわかりやすい | ・紙幣300枚収納可能なのにサイズは小型でスペースを選ばず設置可能 ・シックなダークグレータイプあり ・タッチディスプレイもついている | ・縦置き可能なので幅260mmで設置可能。カラーディスプレイもついている ・グローリー社の抜群の保守体制で安心 ・エラー解除ガイダンスがわかりやすい |
問い合わせ | 問い合わせ | 問い合わせ | 問い合わせ |
画像の出展(グローリー300):スマレジ公式サイト
画像の出展(ACE100):ローレルバンクマシン公式サイト
画像の出展(グローリー380):ビジコム公式サイト
自動釣銭機とは
自動釣銭機とは、紙幣や硬貨を投入するとお釣りを自動計算して払い出してくれるレジ周辺機器のことです。POSレジと連携することで利用することが可能です。一般的なキャッシュドロアー(釣銭入れ)とは違い、お釣りを自動計算してくれるので、釣銭ミスを防ぎ、レジ締め時間の短縮やスタッフ負担の軽減に役立ちます。
自動釣銭機導入後の3種類の運用方法を解説

自動釣銭機を導入によって実現できるレジ運用方式は、主に以下の3種類になります。それぞれにおいて実現できることを確認していきましょう。
自動釣銭機POSレジ
従来のターミナル型POSレジに、自動釣銭機を連携させたタイプです。コンビニエンスストアやスーパー、ドラッグストアなどの小売店で広く利用されています。バーコードの読み取り操作や機器への入出金は全てスタッフが行い、手を介して顧客へお釣りを返す仕組みです。
セルフ化をしていないのでレジ業務に人員を割く必要はありますが、自動釣銭機によってお釣りの計算ミスがなくなるので結果的にレジ締め作業など業務効率アップにつながるメリットがあります。また、普段から操作に慣れているスタッフがレジを扱うため、スピーディーに顧客の会計を済ませられます。
セミセルフレジ
商品バーコードの読み取りや請求金額の確定までをスタッフが行い、会計のみ顧客が進めていくタイプです。感染症対策の観点から、食品スーパーや一部のコンビニで年々導入が進んでいます。
金額が確定するとバーコードが発券され、自動釣銭機に読み込ませて会計を行う形式の製品も同様のタイプです。金銭の授受は顧客自身が行うので、スタッフの負担軽減につながります。
セミセルフレジについて詳しくは下記のページで解説しています。気になる方はチェックしてみてください。

フルセルフレジ
顧客が、商品のバーコードスキャンから会計までを済ませるタイプになります。大型スーパーマーケットで、自動釣銭機POSレジと併設されている場合が多いです。全ての作業を顧客が行うため、スタッフの配置も少人数で済みます。
以上のように、自動釣銭機連携によって主に3つの運用方法を選ぶことができます。3つの運用方法に加えて昼はセミセルフ、夜はフルセルフといったハイブリッド型の運用方法も可能なので、お店の運営方針をもとに、運用方法を検討しておきましょう。

自動釣銭機導入のメリット
続いて自動釣銭機を導入することによって実現できることを紹介していきます。
自動釣銭機を導入することへのメリットは以下のようにまとめられます。
【自動釣銭機導入のメリット】
・機器が正確に計算をしてくれるので金額授受のミスが解消される
・会計が正確なので違算がなくなりレジ締めの労力削減につながる
・顧客が直接会計をしてくれることでスタッフの業務負担が軽減できる
・レジ内の金銭を取り出すのが困難なのでセキュリティ向上につながる
・スタッフが直接現金に触れる機会がなくなるので衛生面の強化が期待できる
自動釣銭機を利用することで、正確で素早く会計作業をすすめることができます。セキュリティ向上や人件費削減にもつながるため、得られるメリットは非常に多いです。
自動釣銭機導入のチェックポイント
ここからは、自動釣銭機の導入を検討する際のチェックポイントを解説します。
①まずは自社のPOSレジが自動釣銭機連携可能かチェック
自動釣銭機は、ほとんどのケースでPOSレジと連携することでのみ使用することができます。そのため、POSレジがない場合はセットでの導入が必須です。POSレジを持っていたとしても、自動釣銭機と連携ができない製品もあるのでメーカーに確認してみましょう。
自動釣銭機と連携できないPOSレジを利用している場合は、POSレジ本体の入れ替えから検討していく必要があります。店舗にとっての適正金額を知るために、導入検討の際には複数メーカーから相見積もりをとるのがおすすめです。
以下の記事にて自動釣銭機連携可能なPOSレジをまとめていますので気になる方は是非チェックしてみてください。

②操作性や機能は?
レジは頻繁に利用するので、自動釣銭機上のモニター画面の見やすさや操作性は重要です。また、機器を扱う以上トラブル発生は避けられません。万が一の時にどのようにサポートしてくれるのかは、必ずチェックしておきましょう。清掃が必要になった際など、自動釣銭機画面上で通知をしてくれる便利な機種もあります。
自動釣銭機は、お札が詰まってしまうトラブルが発生することがあります。操作に慣れない顧客でも、スムーズにお札が入れられるかという点も大切なチェックポイントのひとつです。お札、硬貨がまとめて入れられるか、処理能力や速度はどうなのか事前にチェックしておきましょう。
また、5,000円札への対応など対応金種の幅広さも大事なチェックポイントです。
③サイズもチェック
タブレットでも運用可能なPOSレジと違い、自動釣銭機を連携させた場合は機能が優れている分、機器が大きくなってしまうのが難点です。タブレットPOSレジで良く導入されているキャッシュドロアーのmPOPより2回り~3回りは大きいので、自店舗では充分な設置スペースがあるか、店舗のサイズに合った製品があるか事前にチェックしておきましょう。
下記のmPOPの2回り~3回りは大きい

小型の自動釣銭機については、下記の記事で詳しく解説しています。気になる方はチェックしてみてください。

④導入時の連携サポートまで行ってもらえるか
初めて自動釣銭機を導入する際には、具体的な運用方法が分からず不安に感じる方がほとんどです。導入前の案内から連携サポートまで行ってくれるメーカーであれば、不安もすぐに解消できます。
スマレジ自動釣銭機連携|スマレジ株式会社は、幅広いサポート方法を取り揃えているため安心です。
また、導入後のサポートに関しても、故障時にメールサポートのみだと少し不安が残りますよね。電話サポートや駆けつけサポートを行ったもらえるかどうかもチェックしておきましょう。

自動釣銭機の価格相場|格安で導入する方法についても紹介
自動釣銭機本体の価格はメーカーにより異なりますが、相場はおよそ30万〜100万円程度です。また、POSレジやそのほかの周辺機器も併せて導入した場合は100万円~150万円程度が導入費用の相場になります。しかし、以下の方法を利用することで初期費用を抑えて導入することもできます。
自動釣銭機の価格については下記のページで詳しく解説しています。気になる方はチェックしてみてください。

格安で導入する方法①補助金を活用する
自動釣銭機の導入時に利用できる主な補助金は以下の2つになります。
- IT導入補助金
- 業務改善補助金
補助金によって金額や申請方法は違います。詳細については、下記の記事で詳しく解説しています。

格安で導入する方法②レンタル・リース・サブスクを活用する
自動釣銭機では、レンタル・リース・サブスクを利用して安く抑える方法もあります。どれも初期費用を抑えることができる代りに、月々に一定の費用が必要です。レンタルは短期的に(長期の場合あり)製品を借りる、リースは長期的に製品を賃貸する、サブスクはサービスを利用できる権利を得るという意味があります。
メリットとしては、それぞれ購入した場合にくらべて初期費用を抑えられる点にあります。ただし長期で見ると支払総額は購入した場合より多くなるので、長期的視点で導入方法を検討することが大切です。
スマレジのサブスクプランであれば、サポートが手厚く、周辺機器費用やPOSレジの費用などまとめて月額26400円のみで、導入可能なので、導入しやすいでしょう。

自動釣銭機のレンタル・リース・サブスクについて詳しく
上記でも軽く触れましたが、レンタル・リース・サブスクは月額定額制という意味では同じカテゴリになります。レンタルとリース・サブスクの定義の違いは先ほど記載した通りです。
レンタルとリースは、借りることができる期間や製品の状態により使い分けられます。以下は、それぞれの比較表です。
イベントならレンタル、初期費用を抑えるならサブスクがおすすめ
レンタルは多少割高ではありますが、短期で借りることができる点からイベント時に向いています。初期費用を抑えて長く利用したい場合は、リースかサブスクが候補に挙がってくるでしょう。
リースの場合は新品が利用できる反面、総額が高くなってしまうことがあります。繰り返しになりますが、スマレジのサブスクプランであれば、周辺機器とPOSレジの利用料込みで月額26,400円程度になるので、POSレジを導入してない場合や入れ替えを検討している場合は、大変おすすめのプラントなっております。
レンタル・リース・サブスクの違いやそれぞれの費用例については下記の記事で詳しく解説しています。

自動釣銭機に関するよくある質問
以下では、自動釣銭機に関するよくある質問をまとめました。
自動釣銭機導入のメリット・デメリットは?
自動釣銭機導入のメリットデメリットは以下の通りです。
メリット
- お釣りの計算ミスがなくなり、レジ締め時間短縮につながる
- セルフレジ化することにより、人件費削減につながる
- お客さんと直接お金をやり取りすることがなくなり、感染防止につながる
- スタッフの心理的負担軽減やスタッフ教育コストの削減につながる
デメリット
- 通常のキャッシュドロアーよりコストが高い
- サイズが大きいので設置スペースが必要
- エラー発生時の復旧が大変な場合がある
自動釣銭機の耐用年数、勘定科目は?
自動釣銭機の耐用年数はPOSレジと同様5年と定められています。勘定科目は金銭登録器です。
自動釣銭機の主要メーカーは?
自動釣銭機の主要メーカーは、以下の通りです。
- グローリー
- ローレルバンクマシン
- NEC
- 富士電機
- 東芝テック
- 沖電気
これらの中には、直販を行っていないメーカーもあります。そのような場合は、スマレジなどのPOSレジメーカーを経由して導入する方法がスムーズでしょう。
まとめ
自動釣銭機はPOSレジと連携することで、現金の計算や入出金を素早く正確に行ってくれます。組み合わせパターンを変えるだけで、セルフレジとしても利用できる優秀な機器といえるでしょう。
一括購入以外にもサブスクを活用することで、初期費用を安く抑えることができます。POSレジメーカーの特徴を比較しながら、店舗に合った製品の導入を検討していきましょう。