スーパーやコンビニで見かけることの多いPOSレジですが、飲食施設においても導入する施設が増えてきています。POSレジは売上情報の管理や分析を自動で行ってくれるレジで、店舗の経営の効率化にもつながる点が魅力です。
とはいえ、リリースされているPOSレジの数が多いので、どのPOSレジにしたら良いのか迷う人も少なくありません。そこで今回は飲食店向けのPOSレジの選び方や、おすすめのPOSレジを紹介していきます。飲食店のPOSレジとして、必要な機能も解説しますので参考にしてみてください。
飲食店のPOSレジに必要な機能|導入によって実現できることとは?
POSレジには、メーカーによって搭載されている機能が異なります。飲食店に必要な機能が付いていなければ、せっかく導入しても活用できず無駄になってしまうでしょう。ここでは、飲食店に導入するPOSレジに必要な機能について、主なものを紹介します。
飲食店のPOSレジに必須の機能
飲食店にPOSレジを導入する際に、当たり前ですが絶対に必要となるのは飲食店向けのレジ機能です。レジ会計機能自体はどのPOSレジにも付いていますが、飲食店の場合は通常の会計機能に加えて軽減税率対応などの機能も必要になります。
軽減税率対応レジは、軽減税率と標準税率の両方に対応しています。そのため、店内で飲食する場合には標準税率、テイクアウトでは軽減税率などとシーンに合わせて対応が可能です。レジ機能ひとつをとっても製品によって使いやすさや機能性に大きく差がありますので、店舗を滞りなく運用できるよう、できるだけ優れたレジ会計機能を持つPOSレジを選ぶことがポイントです。
POSレジの機能を基礎から知りたいという方は、下記の「POSレジの教科書」にわかりやすくまとまっていますので気になる方はチェックしてみてください。
店舗経営者様必見【5分でわかるPOSレジの教科書】
飲食店のPOSレジにあるとうれしい機能
必須ではありませんが、付いていると便利な機能としては下記が挙げられます。
【飲食店のPOSレジにあると嬉しい機能】
□テーブル会計機能:お客さんがテーブルで会計を行う機能
□顧客管理機能:顧客情報やポイントなどを管理する機能
□キャッシュレス・クレジットカード決済機能
□オーダーエントリーシステム:お客さんの注文をデータでキッチンに送るシステム
□モバイルオーダーシステム:お客さんが手持ちのスマホなどで注文できるシステム
□複数店舗管理機能:チェーン店が複数の店舗をまとめて管理する機能
□会計ソフト連携機能:弥生会計やfreeeなどの会計ソフトとデータを連携させる機能
ここ数年キャッシュレス化が進んでおり、現金以外の支払い方法が一般的になりつつあります。クレジットカードはもちろん、電子決済やQRコード決済など豊富なキャッシュレス決済に対応できるようにしておくと競合店との差別化や顧客満足度の向上を図れるでしょう。
さらに、テーブル会計機能やオーダーエントリーシステムも付いていると便利なため、店舗の運用に合わせて搭載させておきたいところです。
飲食店にPOSレジを導入することで、下記のようなメリットが得られます。
【飲食店がPOSレジを導入して実現できること】
・店舗にいなくても売上状況をリアルタイムに把握できる
・データ分析することでサービス向上につながる
・業務効率化により人件費の削減が可能
・待ち時間の短縮による顧客満足度向上
・不正防止につながる
・人的ミスを防ぐことができる
・多店舗の管理がしやすい
POSレジでは売上状況をデータ分析してくれるので、売れる商品の開発や仕入れ数などが正確に判断できるようになります。また、通常の手打ちのレジと違い商品のボタンを押すだけで金額が入力できるので、金額の打ち間違いなどのリスクを削減できます。
オーダーエントリーシステムなど搭載機能によっては、待ち時間の短縮にも繋がります。混雑する店舗であれば、待ち時間を短縮することでより多くのお客様へサービスを提供できるようになるでしょう。
【飲食店向けPOSレジ】特におすすめのTOP3の比較表
![]() スマレジ | ![]() POS+FOOD | ![]() ワンレジ | |
---|---|---|---|
評価 | |||
保守対応 | (平日9:00~22:00のみ) 365日対応コールセンター(受付時間:9:00~22:00)※365日対応コールセンターはプレミアムプラス以上のプランのみ | メールサポート(10:00~22:00) 全国駆けつけサポート | 導入店舗コールセンター24時間365日電話サポート |
月額利用料 | 月額0円~ | 月額6,000円~ | 月額10,000円~ |
初期費用 | (iPadが別途必要) | 0円~(iPadの用意は必要) | 周辺機器代次第(iPadの用意は必要) | 周辺機器代次第
外部連携 | 圧倒的連携実績あり | スマレジAPIによる連携ソフト指定あり | 連携ソフト指定あり |
自動釣銭機連携 | 可能 | 可能 | 可能 |
問い合わせ | 問い合わせ | 問い合わせ |
【飲食店向けPOSレジ】特におすすめのTOP3
飲食店向けPOSレジとして、おすすめの製品は下記の3製品です。
目次
1. スマレジ|スマレジ株式会社
2. POS+FOOD|ポスタス株式会社
3. ワンレジ|株式会社スカイダイニング
ここからは、特におすすめの3製品をそれぞれ詳しく紹介していきます。
スマレジ|スマレジ株式会社

■おすすめポイント
- 118,000店舗以上に導入実績あり
- 導入コスト0円で始められる
- 無料でオンライン相談が可能
■スマレジの特徴
スマレジは全POSレジの中でもトップクラスに高機能でありながら低価格0円~で導入できる、あらゆる規模・業態におすすめ度NO.1のPOSレジです。大型店舗だけでなく、小規模なお店にも対応できるのでお店の規模にかかわらず導入ができます。「フードビジネスプラン」という飲食店向けのプランもあり、オーダーエントリーシステムなど飲食店に必要な機能を搭載しています。
テイクアウトがあるお店に向けたモバイルオーダーや、キッチンカーなど移動販売向けの売上分析機能、さらにレストランや居酒屋に便利なテーブルオーダー機能など飲食店の種類に応じて機能を選ぶことが可能です。ショールームで実物のチェックや、オンラインでの相談も受け付けているので気になる方はチェックしてみてください。
■料金プラン
- スタンダードプラン:0円(1店舗のみ)
- プレミアムプラン:1店舗につき4,400円/月
- プレミアムプラス:1店舗につき7,700円/月
- フードビジネス:1店舗につき11,000円/月
- リテールビジネス:1店舗につき13,200円/月
■製品情報
導入費用例 | 導入サポート費用88,000+238,780円 (iPad 32GB、レシートプリンター、キッチンプリンター、 カスタマーディスプレイ、キャッシュドロワー、iPadスタンド、ロール紙 10巻) |
主なPOSの機能 | レジ機能、軽減税率対応、キャッシュレス決済、売上分析、顧客管理、複数店舗管理、オーダーエントリーシステム、商品画像選択、引換券機能など他多数 |
対応端末とOS | iOSのみ |
会計ソフト連携 | 可能 |
保守・サポート対応 | 365日対応のコールセンター、メールサポート、オンサイト保守 |

POS+FOOD|ポスタス株式会社

■おすすめポイント
- 飲食店専用のPOSレジで高機能
- 初期設定や設置はすべてお任せで導入が簡単
- 使い方のトレーニングや駆けつけサポートなど万全のサポート体制
■POS+FOODの特徴
「POS+FOOD」は飲食店に特化した高機能POSレジです。レジ機能や売上管理はもちろん、テイクアウトやモバイルオーダー、キャッシュレス決済など便利な機能が搭載されているので、飲食店にはおすすめのPOSレジです。小規模店舗向けには低価格プランも用意されているので規模問わず導入可能です。
POS+の特徴の一つとして、サポートの手厚さが挙げられます。導入時のデータ入力などの初期設定はすべて担当スタッフが対応してくれるため、導入もスムーズに行えます。サポート体制も万全で、故障時の全国駆けつけサポートもあるので初めてPOSレジを導入する店舗でも安心してお任せできるでしょう。オプションで順番待ちシステムやハンディオーダーなども選択できます。
■料金プラン
- 飲食店(小規模店舗):月額6,000円~
- 飲食店:月額12,000円~
■製品情報
導入費用例 | 要問合せ |
主なPOSの機能 | レジ機能、顧客分析、予算管理、顧客管理、注文機能、売上分析、商品分析、複数店舗管理、PL管理、キャッシュレス決済機能、セルフオーダー機能、オーダー管理機能、テイクアウト・デリバリー、スタッフ管理機能、トレーニング機能など他多数 |
対応端末とOS | iPad |
会計ソフト連携 | 要問合せ |
保守・サポート対応 | トレーニング、365日電話サポート、全国駆けつけサポート |

ワンレジ|株式会社スカイダイニング

■おすすめポイント
- 元飲食店経営者が開発した飲食店専用POSレジ
- 24時間365日対応のコールセンター
- 給与計算や衛生管理機能も搭載
■ワンレジの特徴
ワンレジは経営歴20年以上の元飲食店経営者が考えた飲食店専用のPOSレジです。約1,000人の現役オーナーの声を集めて作られているため飲食店に必要な機能が揃っており、まさに痒い所に手が届くようなPOSレジといえるでしょう。
POSレジだけでなく、周辺機器にも飲食店ならではのこだわりが詰まっています。ハンディオーダーは耐水・耐衝撃用の専用ケース付きで、壊れにくくなっているため安心して使用できるでしょう。また、セルフオーダータブレットは4ヵ国語対応なので、外国からのお客様にも対応可能です。
■料金プラン
月額10,000円~
■製品情報
導入費用例 | 要問合せ |
主なPOSの機能 | 会計機能、飲み放題管理機能、先出し・後出し指示機能、セルフオーダー機能、集計機能、給与計算、予約管理、顔認証による不正防止機能、など他多数 |
対応端末とOS | タブレット(iPadなど) |
会計ソフト連携 | 可能 |
保守・サポート対応 | 24時間365日電話サポート、遠隔対応 |
TOP3以外のおすすめPOSレジ17選
飲食店に特におすすめしたいPOSレジを紹介しましたが、上記3製品以外にも下記のようなPOSレジが人気です。
目次
1. ユビレジ|株式会社ユビレジ
2. Airレジ|株式会社リクルート
3. でん票くん|アロハス株式会社
4. Okageレジ|Okage株式会社
5. UレジFOOD|株式会社USEN
6. かんたん注文、かんたんレジ|WSSTJAPAN株式会社
7. CASHIER POS|株式会社ユニエイム
8. BR5|ブレイン株式会社
9. RettyOrder|Retty株式会社
10. UNIPOS(ユニポス)|株式会社テンポス情報館
11. Poscube(ポスキューブ)|株式会社フォウカス
12. BCPOS|株式会社ビジコム
13. リアレジ|株式会社ビジコム
14. Free POS|株式会社バルテック
15. ポスモコ|ラングライズ株式会社
16. でりれじ|リブオン・エンタープライズ株式会社
17. Order Cloudレジ|株式会社グッドスタッフ
ここからは、上記17製品の特徴を徹底比較していきます。
ユビレジ|株式会社ユビレジ

■おすすめポイント
- 複数店舗やチェーン店、個人店舗などさまざまな業態や規模の店舗で使用可能
- 周辺機器との連携やレシートのカスタマイズも可能
- 来店・購入履歴が一目でわかる顧客管理機能搭載
■ユビレジの特徴
ユビレジはiPadを使ったタブレット型のPOSレジです。レジ機能から売上管理、顧客管理などすべての機能をシンプルかつ直感的な操作で行えます。商品の一斉配信機能などが付いているため、店舗数が多いチェーン店でも連絡漏れやミスなくメニュー更新が可能です。
さらに、店舗間の比較分析もできるので、売上や会計数、会計単価や客数などを把握し経営戦略に役立てることができるでしょう。売れている店舗や売れていない店舗がひと目でわかるので、データを基に対策を立てることも可能です。
■料金プラン
〇メインプラン
・プレミアムプラン:6,900円/月
〇業種別オプションプラン
・飲食店向け ユビレジハンディ:1,500円/月~(ハンディ端末1台あたり)
・飲食店向け ユビレジQRオーダー&決済:要問合せ
・小売業向け ユビレジレジ在庫管理:4,500円/月~
・サービス業向け ユビレジ for Salesforce®:要問合せ
〇リース・レンタル
・リースプラン:要問合せ
・レンタルプラン:初期費用0円・電話サポート月2,000円 ※導入後2ヶ月間は無料
■製品情報
導入費用例 | 0円~※サポート費用:2,200円/月 |
主なPOSの機能 | レジ機能、席数管理機能、メモ機能、品切れ表示、オーダー機能、データ自動集計など他多数 |
対応端末とOS | iPad |
会計ソフト連携 | 可能 |
保守・サポート対応 | 365日電話サポート |

Airレジ|株式会社リクルート

■おすすめポイント
- キャッシュレス決済への対応がスムーズ
- シンプルで使いやすい設計
- 基本レジ機能は0円で月額費用も無料
■Airレジの特徴
Airレジは基本的なレジ機能が無料で使えるPOSレジです。さらに、管理・分析やサポート全般もすべて無料なので、予算が限られている店舗でも手軽に導入できるでしょう。それ以外にもキャッシュレス決済への対応や会計ソフトとの連携など、飲食店に役立つさまざまな機能が備わっています。
また、Airレジは全国のビックカメラ店舗で実際に触れることが可能です。周辺機器も試せますし、疑問点には専門スタッフが対応してくれるので相談してみるのもおすすめです。
■料金プラン
0円
導入時の周辺機器代のみ
■製品情報
導入費用例 | 初期費用0円+101,620円(iPad、レシートプリンター、キャッシュドロア) |
主なPOSの機能 | 会計機能、商品管理、顧客管理、売上分析、席管理・予約管理、セルフオーダー、軽減税率対応、キッチンモニターなど他多数 |
対応端末とOS | iPad |
会計ソフト連携 | 対応 |
保守・サポート対応 | メール、オンラインチャット |

でん票くん|アロハス株式会社

■おすすめポイント
- 飲食店専用WEB型POSレジサービス
- オーダーエントリー・キッチンモニター機能を標準搭載
- 30日間無料でお試し使用が可能
■でん票くんの特徴
でん票くんは飲食店に必ずある「注文伝票」を電子化することで、経営効率の向上を図るWEBレジサービスです。キッチンとフロアで注文状況をリアルタイムに共有できるので、配膳までの時間短縮に繋がります。
注文受付や配膳間違いのミスの防止になるので、顧客だけでなくスタッフのモチベーションアップも期待できます。さらに、注文状況や売上明細は店外から確認可能です。お店に常駐することなく、安心して店舗運営を行えるでしょう。
■料金プラン
- プリンター接続無しプラン:1,100円/月
- プリンター接続ありプラン:1台接続2,200円/月、2台以上接続3,300円/月
■製品情報
導入費用例 | 初期設定費用11,000円+端末設定27,500円+LANケーブル敷接費用11,000円~+タブレット端末の設定5,500円 |
主なPOSの機能 | レジ機能注文受付キッチンモニター追加注文・変更・取り消し会計(先払い・後払い)軽減税率対応メニュー登録数無制限情報共有機能など |
対応端末とOS | スマホ、タブレット、PCなど |
会計ソフト連携 | 要問合せ |
保守・サポート対応 | メールサポート |
Okageレジ|Okage株式会社

■おすすめポイント
- お店のこだわりを自由なビジュアルでフリーレイアウト
- 大手チェーンや個人店舗など幅広い店舗への導入実績
- モバイルオーダー画面にSNSリンクを貼ることでフォロワー数アップ
■Okageレジの特徴
Okageレジは飲食店に特化したPOSレジで、さまざまな業態の飲食店に対応しています。モバイルオーダーはQRコードを読み込むだけで注文画面が出てくる仕様になっているため、顧客がアプリなどをダウンロードする必要がありません。
会計後は自動的に注文画面へ移行するQRコードが無効になるため、いたずら防止にもつながります。店外モバイルオーダーやセルフレジ、ハンディ機能など、必要な機能を組み合わせて利用することが可能です。
■料金プラン
月額11,000円~
■製品情報
導入費用例 | 基本セット124,300円(WiFiルーター、レシートプリンター) |
主なPOSの機能 | テーブル状況確認、顧客属性入力、テーブル結合・ 移動、メニュー説明モード、注文詳細入力、会計機能、支払区分選択、個別会計、値引・ 割引会計、入出金・ 現金有高管理、締め処理、締めキャンセル、伝票履歴、放題、コース展開、練習モード、 メニュー在庫管理など |
対応端末とOS | タブレット(iPadなど) |
会計ソフト連携 | 要問合せ |
保守・サポート対応 | 24時間365日電話サポート※有料サービス |
UレジFOOD|株式会社USEN

■おすすめポイント
- 0円から始められる低価格なPOSレジ
- タッチパネルや券売機、ハンディなど店舗に合ったサービスとの連携が可能
- 設置や初期設定などのサポートは標準装備
■UレジFOODの特徴
UレジFOODは飲食店のためのタブレット型POSレジです。多機能でありながら、シンプルな操作性で機械操作が苦手なスタッフでも簡単に操作できるでしょう。さらに、ハンディ端末やセルフオーダーシステムなど、店舗に合わせてさまざまなオーダーシステムを用意しています。
また、集計・分析機能として約30種類の機能を標準搭載しています。月別や日別、曜日別や時間帯別などさまざまな角度から売上分析ができるので、適切な経営戦略を立てることができるでしょう。
■料金プラン
要問合せ
■製品情報
導入費用例 | 要問合せ |
主なPOSの機能 | 会計機能注文集計・分析トレーニングモード選べるオーダーシステムなど |
対応端末とOS | タブレット |
会計ソフト連携 | 対応 |
保守・サポート対応 | 訪問トレーニング、操作トレーニング、24時間365日受付のカスタマーセンター |
かんたん注文、かんたんレジ|WSSTJAPAN株式会社

■おすすめポイント
- スタッフもお客様も簡単に使えるシンプルな操作性
- UberEATSともシステム連携
- ドリンクおすすめ機能搭載で単価アップ
■かんたん注文、かんたんレジの特徴
「かんたん注文」はその名の通り、スタッフもお客様も簡単に使うことができるセルフオーダー・POSレジアプリです。日本語以外にも英語や中国語といった言語に対応しており、外国からのお客様にもグローバルに対応できます。
さらに、お客様自身のスマホでオーダーするシステムなので、テーブルごとに注文用のタブレット端末を置く必要がありません。スタッフの持つ端末には、ハンディ機能も付いているため導入機器を減らしコストの削減につながります。
■料金プラン
月額0円~
■製品情報
導入費用例 | 要問合せ |
主なPOSの機能 | 注文入力・会計ハンディ機能売上分析商品管理基本情報管理店舗管理など |
対応端末とOS | 画面サイズ4.7インチ以上のスマホ、タブレット |
会計ソフト連携 | × |
保守・サポート対応 | 要問合せ |
CASHIER POS|株式会社ユニエイム

■おすすめポイント
- オリジナルのPOSレジにカスタマイズ可能
- 14年の豊富なPOS開発実績
- 基本機能は日々自動でアップデートされるため更新費用は不要
■CASHIER POSの特徴
「CASHIER POS」は店舗の運用タイプに合わせて設計できる、高機能android型クラウドPOSレジです。1店舗から複数店舗まで、データを一元管理できるのでさまざまな業態の飲食店に対応できます。
従来のスタッフによるオーダーはもちろん、お客様自身のスマホでオーダーから決済までを行える「モバイルオーダー機能」も付いています。テーブルオーダーがスムーズに行えるので、店舗の業務効率化につながるでしょう。
■料金プラン
- スタータープラン:1台あたり0円/月
- プロフェッショナルプラン:1台あたり4,400円/月
- モバイルオーダープラン:1店舗あたり3,000円/月
■製品情報
導入費用例 | セルフレジ端末:15,800円/台自動釣銭機:800,000円/台キッチンプリンター:55,000円/台ハンディ端末:35,000円/台テーブルタブレット端末:35,000円/台キャッシュレス端末:0円 |
主なPOSの機能 | レジ機能、売上管理、在庫管理、顧客管理、モバイルオーダー、本部管理機能、セルフレジ、注文管理機能、テイクアウト機能、など他多数 |
対応端末とOS | タブレット |
会計ソフト連携 | 対応 |
保守・サポート対応 | 初期セットアップ、メールサポート、故障時の無料交換サービス |
BR5|ブレイン株式会社

■おすすめポイント
- 月額0円から使用可能
- 多言語表示で海外のお客様にも対応
- 不正があるとオーナーのスマホにプッシュ通知
■BR5の特徴
「BR5」は飲食店に必要なレジ機能はもちろん、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済などさまざまなキャッシュレス決済に対応しているPOSレジ端末です。プリンターが内蔵されているため、レシートプリンターなしでレシートの出力ができます。
また、通常の顧客管理機能に加え、LINEモバイルオーダーと連携することも可能です。お客様の注文内容と紐づけられるので、売上の分析もできます。タブレット型・モバイル型・セルフレジ端末と3つのタイプがあるので、店舗のスペースや運用スタイルに合わせて選べるのも嬉しいポイントです。
■料金プラン
- 無料プラン:0円/月
- スタンダードプラン:3,080円/月
- プレミアムプラン:10,780円/月
- セルフレジプラン::10,780円/月
■製品情報
導入費用例 | 要問合せ |
主なPOSの機能 | 食べ放題・飲み放題専用タイマー、ハンディとモバイルオーダーから選べるオーダーシステム、キャッシュレス対応、分割会計、残数管理、商品紐づけ機能、個別会計、原価管理、軽減税率対応など |
対応端末とOS | 専用POS機器 |
会計ソフト連携 | スタンダードプラン以上で対応 |
保守・サポート対応 | 電話・メールサポート |
RettyOrder|Retty株式会社

■おすすめポイント
- LINE連携によるリピート集客が可能
- メニュー登録の代行サービス
- 月額15,000円ですべての機能が使えるシンプルな料金システム
■RettyOrderの特徴
「RettyOrder」はグルメサービスRetty株式会社が運営する店内モバイルオーダーシステムです。お客様がスマホでQRコードを読み取ることで、メニューの注文が可能になります。アプリなどをダウンロードする手間もいらないので、簡単に注文できるでしょう。
LINEに連携させることでメッセージやクーポン配信ができ、それによりリピート集客が可能になります。LINE以外にもInstagramなどSNSへの誘導も可能です。より効果的に集客できるので、店舗の経営効率化につながるでしょう。
■料金プラン
15,000円/月
■製品情報
導入費用例 | 注文管理タブレット:41,600円/台キッチンプリンタセット:68,700円/台レジセット:91,500円/台 |
主なPOSの機能 | 注文管理、売上分析、メニュー管理、LINE連携ハンディ、注文食べ放題・飲み放題、対応注文データ管理、など他多数 |
対応端末とOS | タブレット・スマホ |
会計ソフト連携 | 要問合せ |
保守・サポート対応 | 24時間リモート対応など |
UNIPOS(ユニポス)|株式会社テンポス情報館

■おすすめポイント
- セルフ会計スタイルで会計違算や金銭授受のミスを防止
- テーブルオーダー画面は完全フリーレイアウト
- 遠隔サポートで万が一の時も安心
■UNIPOS(ユニポス)の特徴
UNIPOS(ユニポス)は飲食店特化型のPOSレジシステムです。テーブルオーダーシステムの画面は完全フリーレイアウトとなっており、メニューブックとしての活用もできます。商品の配置に工夫すれば、追加注文などを促す経営効果も期待できるでしょう。
キッチンモニター搭載で、キッチンプリンターの代わりにオーダー内容をモニターに表示してくれます。オーダーからどれくらいの時間が経っているのかを表示するため、調理スタッフの調理スケジュール制作の目途が立てやすいでしょう。
■料金プラン
- スタンダードプラン:0円/月額
- 飲食店プラン:8,800円/月額
【オプション】
- テーブルオーダー:月額16,500円~
- モバイルオーダー:月額11,000円~
- セルフレジ:月額5,500円~
■製品情報
導入費用例 | 初期費用55,000円+飲食店プラン月額8,800円(レジ機能、オーダーエントリー機能、365日ヘルプデスク) |
主なPOSの機能 | 自動お通し機能、テーブル会計放題設定、任意トッピング調理指示機能、複数階層オーダー予約管理、軽減税率、ワンタッチ切り替えテーブルレイアウト表示割り、勘会計売上、メール報告など他多数 |
対応端末とOS | POS専用端末 |
会計ソフト連携 | 要問合せ |
保守・サポート対応 | 365日対応コールセンター、メニュー変更サービス、あんしん遠隔サポート、訪問対応サービス(有償) |
Poscube(ポスキューブ)|株式会社フォウカス

■おすすめポイント
- レストラン、居酒屋、カフェ、バー、ホテル内レストランなど幅広い飲食店業態に対応
- 全国で多数の導入実績
- 飲食店ならではの機能を搭載した戦略型POSレジ
■Poscube(ポスキューブ)の特徴
Poscube(ポスキューブ)は飲食店のためのPOSレジシステムで、店舗内のサービス向上をフルサポートしてくれます。飲食店向け予約・顧客管理サービスや、複数店舗を管理できる本部管理機能、モバイルオーダーシステムなどさまざまな機能との連携が可能です。
大型レストランやホテル内レストラン、多店舗展開、居酒屋、カフェなど、それぞれの業態に応じて必要な機能を搭載でき便利に使用できるでしょう。ショールームもあるため、実際に手に取ってみたい方は予約してみましょう。
■料金プラン
月額5,980円~
■製品情報
導入費用例 | 要問合せ |
主なPOSの機能 | セルフオーダーシステム連携機能、ハンディターミナル、オーダーエントリー、テーブル管理、オーダー状況確認、経過時間表示機能、キッチン伝票、ステータス付与機能、商品割引付与機能、セレクト機能、キッチンプリンタ出力機能、など他多数 |
対応端末とOS | POSレジ専用タブレット |
会計ソフト連携 | 要問合せ |
保守・サポート対応 | 運用トレーニング、リモートサポート |
BCPOS|株式会社ビジコム

■おすすめポイント
- 自動釣銭機と連携させて便利に使用可能
- 最新機能をバージョンアップで提供
- クレジットカードや電子マネー、QRコードなど多彩なキャッシュレス決済に対応
■BCPOSの特徴
BCPOSではセミセルフレジとセルフレジ機能を標準搭載しており、店舗の運用スタイルに合わせて販売方法を選べるPOSレジです。セミセルフレジ・セルフレジ本体は、富士電機かグローリーから選択できます。
レジセットを導入すると、無料でPOSレジアプリ「BCPOS Litefree」が使用可能です。さらに、プランをグレードアップすることで、販売店数無制限になるためより便利になります。ビジコムオリジナルのスチール製レジカウンターも販売されているので、必要に合わせて検討してみましょう。
■料金プラン
- BCPOS Lite freeプラン:0円/月
- BCPOSプラン:5,000円/月
■製品情報
導入費用例 | 自動釣銭機付きPOSレジセット(富士電機):99,000円~(税別) 自動釣銭機付きPOSレジセット(グローリー):1,070,000円~(税別) |
主なPOSの機能 | 基本レジ機能、自動釣銭機連動、キャッシュレス決済対応、インバウンド機能、クラウド連動、在庫管理、免税販売、ハンディターミナル、など他多数 |
対応端末とOS | POSレジ専用端末 |
会計ソフト連携 | 対応 |
保守・サポート対応 | 電話サポート※一部有料、無料バージョンアップ、ハードウェア保守 |
リアレジ|株式会社ビジコム

■おすすめポイント
- 券売機やキッチンモニターなどマルチデバイスと連携可能
- お手持ちのiPadやPCを使えば初期導入コストを抑えられる
- クレジットカード、QRコード、ICコードなど多彩な決済に対応
■リアレジの特徴
リアレジはネット環境さえあれば、お手持ちのパソコンやiPadなどから使用できるクラウドタイプのPOSレジです。無料店舗アプリ「みせめぐ」と連動することで情報発信やポイント交換など、集客につながるサービスが利用できるようになります。
さらに、従量課金制という他のメーカーにはない料金システムも、リアレジの特徴のひとつです。使った分だけ支払う制度なので、使わない日があれば使用料は無料になります。個人店舗や小規模店舗などであれば、お得に使用することができるでしょう。
■料金プラン
- 従量課金プラン:1円/1運用ポイント
- 定額プラン:1台3,800円/月
■製品情報
導入費用例 | 要問合せ |
主なPOSの機能 | レジ機能、セミ・セルフモード、メニュー登録、帳票仕入機能、在庫管理、モバイルオーダー、テイクアウトオーダー、など他多数 |
対応端末とOS | タブレット、PC |
会計ソフト連携 | 要問合せ |
保守・サポート対応 | 24時間メール対応 |
Free POS|株式会社バルテック

■おすすめポイント
- 導入実績3,000社以上
- レンタルも可能
- 無償で新機能をバージョンアップしてくれる
■Free POSの特徴
「Free POS」は飲食店や小売店など、それぞれの業種に特化した専用ソフトが付属したPOSレジです。飲食店向けPOSレジでは、テーブル単位の予約管理やレジ会計、割り勘機能など独特な機能を搭載しています。
タッチパネル式なので、機械操作に不慣れな方でも簡単に使用できるでしょう。ハンディ端末やオーダーエントリーもレンタルできるので、必要があれば借りることでより効率の良い店舗運用ができるようになります。
■料金プラン
- レンタルプラン:8,000円/月
- 一括支払いプラン:1,030,000円(周辺機器込)
- リースプラン:9,800円/月(5年払い周辺機器無しの場合)
■製品情報
導入費用例 | 要問合せ |
主なPOSの機能 | 予約管理、顧客管理、電話予約システム、※オプション割り勘機能、勤怠管理、メニュー変更・削除売上集計・分析本部管理機能 |
対応端末とOS | POSレジ専用端末(据え置き型・タブレット型) |
会計ソフト連携 | 要問合せ |
保守・サポート対応 | 電話サポートなど |
ポスモコ|ラングライズ株式会社

■おすすめポイント
- 備品発注も可能
- 混雑する時間帯を把握することで的確なシフトタイミングを判断できる
- 割り勘機能や合算機能でレジ渋滞緩和をサポート
■ポスモコの特徴
ポスモコはiPodtouchをオーダー端末に使用する飲食店向けPOSレジです。女性の手のひらやポケットにも収まるサイズで、スペースに限りがある店舗でも使用できます。照明を落とした店舗でも、画面が見やすいのもポイントです。
操作方法は簡単でiPodtouchで席番や人数、注文を順番にタッチすると、キッチンプリンターに注文伝票が印刷されるのでオーダーのロスタイムがありません。お会計はレジで画面を2タッチするだけで、簡単に精算業務を行えます。
■料金プラン
要問合せ
■製品情報
導入費用例 | 要問合せ |
主なPOSの機能 | 商品個別クーポン設定軽減税率対応スマホセルフオーダーインボイス対応備品発注売上分析割り勘機能合算機能売上分析機能など |
対応端末とOS | iPodタッチ |
会計ソフト連携 | 対応 |
保守・サポート対応 | 24時間365日の電話・リモートサポート |
でりれじ|リブオン・エンタープライズ株式会社

■おすすめポイント
- 出前館とUberEatsとのオーダー連携
- エリア別の集計データで売上アップ
- 電話注文で顧客情報を表示することでスムーズなオーダリング
■でりれじの特徴
「でりれじ」はデリバリー専門店向けのPOSシステムです。とはいえ、デリバリー機能だけでなく、イートインやテイクアウトにも対応しているのであらゆる販売形態の飲食店で利用できます。
イートインとテイクアウト・デリバリーでは税率が異なりますが、それぞれのオーダーを分けて表示できるので操作ミスを防ぐことが可能です。また、リピート顧客の情報を呼び出すことのできる機能も搭載し、住所の確認も簡単に行えます。
■料金プラン
要問合せ
■製品情報
導入費用例 | 要問合せ |
主なPOSの機能 | POS機能、軽減税率対応、顧客管理機能、予約機能、デリバリー機能、ネットオーダー連携、売上管理など |
対応端末とOS | iPad |
会計ソフト連携 | 要問合せ |
保守・サポート対応 | 24時間リモート対応など |
Order Cloudレジ|株式会社グッドスタッフ

■おすすめポイント
- オフラインプランなら月額2,200円という低価格で高性能なPOSレジ
- 導入実績3,000社のうち98%が飲食店
- シンプルな操作性で大規模から小規模店舗まで使用可能
■Order Cloudレジの特徴
「Order Cloudレジ」は株式会社グッドスタッフからリリースされているPOSレジです。オフラインプランなら初期費用無料、機器代込みで月額2,200円という圧倒的な低価格が特徴です。
モバイルオーダーやハンディターミナルも搭載しており、施設の運用形態に合わせて導入ができます。もともとはタブレット型で運用されていましたが、素早い処理速度やタッチの感度向上のために現在ではパソコンをレジ本体に使用して運用されています。公式サイト上の情報が少ないので、詳しい機能や料金については電話で直接問い合わせてみましょう。
■料金プラン
- Order Cloudレンタルプラン:16,500円/月
- Order Cloudレンタルオフラインプラン:2,200円/月
■製品情報
導入費用例 | 初期費用0円+月額2,200円~ |
主なPOSの機能 | 要問合せ |
対応端末とOS | パソコン |
会計ソフト連携 | 要問合せ |
保守・サポート対応 | 要問合せ |
POSレジの基礎知識

ここからは、POSレジの基礎知識を解説していきます。そもそもPOSとは「Points of Sales」の頭文字を取ったものです。「販売時売上情報管理」と直訳され、商品の売上がいつ、誰に、どれだけ売れたのかなどをデータで集計・分析することが可能です。
従来のガチャレジは会計業務に特化した製品でしたが、POSレジはネットワークに繋げることでデータの管理や分析を可能にします。従来のレジスターよりもより便利に、また経営に必要な情報を得られる製品がPOSレジなのです。
POSレジはメーカーによって搭載されている機能が異なり、製品によっては勤怠管理や集客サービスが行えるものもあります。競合店との差別化を図り、経営力を高めるためにもPOSレジはこれからの時代に必要不可欠になってきているのです。
POSレジは3種類ある
一言で「POSレジ」といっても、3つのタイプがあります。
- ターミナルPOSレジ
- タブレットPOSレジ
- パソコンPOSレジ
ここからは、それぞれのタイプのレジについて、特徴を解説していきます。
ターミナルPOSレジ
ターミナルPOSレジは、従来のレジスターと似たスタイルの製品です。「据え置き型POSレジ」と呼ばれることもあります。コンビニやスーパーマーケットで使用されていることが多いのが、このターミナルPOSレジになります。
モニターが大きく、搭載されている機能も豊富です。自動釣銭機やキャッシュドロワ、レシートプリンターなどの周辺機器も一体化しているので、一台ですべての会計業務を行えます。ただし、サイズが大きいため、スペースの限られた飲食店では設置するのが難しいケースも多いでしょう。
タブレットPOSレジ
タブレットPOSレジは、iPadなどのタブレット端末にPOSアプリをインストールして使用するタイプのPOSレジです。最近ではタブレット端末だけでなく、iPhoneやiPodtouchで使用できるものもリリースされています。
スマホ感覚で使用できることから、機械操作が苦手な人でも比較的簡単に使用できるでしょう。また、コンパクトで持ち運びしやすいので、飲食店にも最適なPOSレジです。ターミナルPOSやパソコンPOSよりも安価で導入できるので、手軽に始められるというメリットもあります。

パソコンPOSレジ
パソコンPOSレジは、パソコンにPOSシステムをインストールして使用するレジのことです。手元にあるパソコンやモニター、キーボードがそのまま使用できるので、ターミナル型に比べて初期導入費用を抑えられるというメリットがあります。
パソコンによっては、エクセルなどの機能を普段通りに使用することも可能です。ただし、パソコン型も比較的サイズが大きいうえに、キャッシュドロワやレシートプリンターなどの周辺機器を取り付けるスペースも必要になります。狭い店舗の飲食店には、あまり向いていないでしょう。
それぞれのPOSレジの費用や操作性を以下の表にまとめました。

導入費用 | 月額料金 | 操作 | |
ターミナル型POSレジ | 50万円~100万円 | (保守費) | 月額数千円~覚える必要あり | 新たに操作方法を
タブレットPOSレジ | (別途タブレットが必要) | 0円~月額0円~ | 使い慣れている | ほとんど誰もが
パソコンPOSレジ | (PCを持っている場合) | 0円~月額数千円~ | 使い慣れていない人も多い | 最近の若者世代は
初期費用や月額を比べてみても、リーズナブルに導入できるタブレットPOSレジがおすすめです。飲食店に特化したPOSシステムも多いので、飲食店に導入するPOSレジをお探しの方はぜひタブレット型POSレジを検討してみましょう。
POSレジの導入フローは?
ここでは、POSレジの導入フローを簡単に解説していきます。
まずは、POSレジメーカーに問い合わせ、事前に見積を出してもらいましょう。1社ではなく、複数社に見積を依頼することで費用相場が分かるはずです。
出してもらった見積をもとに、各メーカーのPOSレジを比較検討しましょう。予算や機能を比べながら、自店舗に合ったPOSレジを探していきます。無料トライアル期間を設けているところも多いので、実際に使用してみると使いやすさを確認できるでしょう。
どのPOSレジにするかが決まったら、メーカーと契約を交わします。レンタルやリース、サブスクなどさまざまな導入方法があるので、予算と相談しながら決めていきましょう。機器によってはケーブルの敷設工事や設置作業が必要です。
さらに、アプリのインストールやメニュー登録は代行してくれるのか、それとも自分たちで行わなければならないのかを確認しておきましょう。また、POSレジを導入してすぐに使用できるとは限りません。
機械操作に慣れていないスタッフが使いこなせるように、研修やトレーニングが必要です。会社によっては初期研修やスタッフへのトレーニングを行ってくれるところもあります。POSレジを導入して使いこなせるようになるまでに1~2ヶ月はかかりますので、余裕を持ったスケジュールを立てて導入を進めていきましょう。
飲食店のPOSレジの選び方
飲食店のPOSレジの選び方として、下記に注目して選ぶようにしてください。
- 業態にあった機能は揃っているか
- 保守対応やサポート対応はどうか
ここからは、飲食店のPOSレジを選ぶ際のポイントを解説していきます。
業態にあった機能は揃っているか
まずは「業態にあった機能は揃っているか」という点です。飲食店とはいえ、小規模店舗からチェーン店、居酒屋や移動販売など業態はさまざまです。
たとえば、複数店舗を経営している場合は、それだけ扱っているメニュー数も多くなります。多店舗管理ができる機能が付いているものや、簡単にメニュー変更・削除ができるものを選んだ方がいいでしょう。勤務するスタッフの人数も多いので、勤怠管理ができるとなお便利です。
また、居酒屋の場合は、飲み放題や食べ放題といった特殊なメニュー設定をしているところも少なくありません。食べ放題・飲み放題向けのタイマー機能が付いたものであれば、テーブルごとの管理が楽にできるようになります。
さらに、キッチンカーなどの移動販売タイプの飲食店もあるでしょう。移動販売の場合は、各地域でどの時間帯に何の商品が売れたのかを、詳細に把握していかなければなりません。さまざまな角度からデータ分析できるタイプのPOSレジであれば、経営にも役立つことでしょう。
最後はイベントなど、出店の多い飲食店の場合です。店舗外でPOSレジを使用できるよう、持ち運びのしやすいタブレット端末のPOSレジがおすすめです。初めてのスタッフでもすぐに使えるよう、シンプルな操作性が求められます。このように、飲食店の業態にあった機能を搭載したPOSレジを選ぶことがポイントです。
保守対応やサポート対応はどうか
もうひとつのポイントが「保守対応やサポート対応はどうか」という点です。POSレジは電力を使用するため、停電や災害が起こった時に使えなくなってしまうというデメリットがあります。さらに、WiFiが使えなくなった時に、POSレジが使えなくなってしまうと店舗の営業に支障が出てしまうでしょう。
お客様に迷惑がかからないよう、万が一の時のサポート体制も確認しておく必要があります。メーカーによっては24時間365日電話対応してくれるところやリモート操作でトラブルに対応してくれるところもあるのでチェックしてみてください。
POSレジのエラー時の対応や各メーカーのサポート体制については、下記の記事で詳しく解説しています。

POSレジでもらえる補助金もチェック
POSレジの導入にはお金がかかるため、導入をためらっている施設も少なくありません。少しでも導入コストを抑えたいのであれば、下記の補助金の利用も検討してみましょう。
- IT導入補助金
- 業務改善助成金
- ものづくり補助金
- 小規模事業者持続化補助金
ここからは、導入時に活用できる可能性のある補助金制度を紹介していきます。すべての補助金が申請できるとは限りませんので、事前に条件や申請期限を確認しておくようにしましょう。
POSレジの補助金については、以下の記事でさらに詳しく解説しています。気になる方はチェックしてみてください。

IT導入補助金
まずは、経済産業省による「IT導入補助金」制度です。IT導入補助金の対象となるのは中小企業や小規模事業者で、業務効率化のためのITツールを導入する際に給付されます。施設が抱える経営課題や需要に合ったITツールを導入することで、経営力強化をサポートする制度です。
スマレジやワンレジはIT導入補助金の対象商品となっています。POSレジすべてがIT導入補助金の対象商品というわけではありませんので、補助金の活用を考えている方は事前にメーカーに確認しておきましょう。
業務改善助成金
次は厚生労働省が行っている「業務改善助成金」制度です。同じく中小企業や小規模事業者が対象で、生産性の向上と最低賃金の引き上げを目的とした支援制度です。POSレジを含め設備投資をしたことで生産性が向上し、事業所内の最低賃金を引き上げた場合に交付対象となります。
助成を受けるためには、下記の条件を満たさなければなりません。
- 事業所規模100人以下
- 事業場内最低賃金が地域別最低賃金に比べて差額30円以内
申請後には審査があり、審査に通らなかった場合は交付されません。必要な書類や申請期限を確認したうえで、申請するようにしましょう。
ものづくり補助金
「ものづくり補助金」制度は全国中小企業団体中央会が行う補助金制度です。中小企業や小規模事業者が対象で、開発的サービス開発は試作品開発、生産性向上のための設備投資を支援するための制度になります。
POSレジは生産性向上のための設備投資にあたるので、ものづくり補助金の対象となります。ただし、POSレジを導入した施設がすべて交付対象になるとは限りません。給与総額の増額や付加価値増加といった条件があり、満たせなかった場合は補助金を変換する必要があるため注意しましょう。
小規模事業者持続化補助金
最後は日本商工会議所による「小規模事業者持続化補助金」です。この補助金の対象となるのは、常勤スタッフが原則20人以下の小規模事業者や個人事業主のみで中規模事業者は対象外となるので注意しましょう。
POSレジのセルフオーダーシステムやセルフレジの導入により、「低感染リスク型ビジネス枠」に当てはまる可能性があります。さらに、店舗改装などに「一般型」で申請できるケースもあるようです。小規模事業者や個人事業主の方は、ぜひ公募要領をチェックしてみましょう。
まとめ
飲食店向けのPOSレジについて紹介してきました。飲食店の規模にかかわらず、POSレジを導入することで経営力の向上や顧客満足度の向上といったさまざまなメリットを得ることができます。とはいえ、POSレジはさまざまなメーカーがあるので、よく比較検討したうえで導入を決めるようにしましょう。
飲食店向けPOSレジの場合、もっとも重視したいのは搭載機能です。飲食店の業態に合わせた機能が搭載されたPOSレジを選ぶようにしましょう。タブレットPOSレジであれば、スペースの限られた店舗でも導入しやすいのでおすすめです。